01_読感

01_読感

【感想】『NSA』アンドレアス・エシュバッハ 赤坂桃子 訳

Amazon.co.jp: NSA 上 (ハヤカワ文庫SF) 電子書籍: アンドレアス エシュバッハ, 赤坂 桃子: Kindleストア  NSAといってもアメリカの国家安全保障局ではなく、ドイツのNationales Sicherheit...
01_読感

【感想】”Two Truths and a Lie” by Sarah Pinsker

サラ・ピンスカーの流れが来たので読んでしまった。『いずれすべては海の中に』の収録作のいくつか、それに"Where Oaken Hearts Do Gather"にも通じるところがある、不気味な読後感が良い。面白かった。  久しぶりに帰省した...
01_読感

【感想】『いずれすべては海の中に』サラ・ピンスカー 市田泉 訳

Amazon.co.jp: いずれすべては海の中に (竹書房文庫) eBook : サラ・ピンスカー, 市田泉: Kindleストア  表紙めちゃくちゃいいですよね。電子版がある本はだいたい電子で読んでるけどこれは紙の本で手にしてよかったな...
01_読感

【感想】『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』井上彼方・紅坂紫 編

2023年のプライド月間(6月)に、クィアな翻訳SF短編小説をウェブで無料で公開するプロジェクト。クラウドファンディングで支援させていただいたので、電子版を一足先に読むことができた。  ちなみに、今月の文学フリマ東京で紙の書籍版が販売される...
01_読感

【感想】『恐怖箱 魔炎』雨宮淳司

Amazon.co.jp: 恐怖箱 魔炎 恐怖箱シリーズ (竹書房怪談文庫) eBook : 雨宮淳司: Kindleストア  実話怪談。というのは普段読まないフォーマットなのですが、見聞を広めるかと読んだところ、結構面白かった。ものすごく...
01_読感

【感想】『屍人荘の殺人』今村昌弘

Amazon.co.jp: 屍人荘の殺人 屍人荘の殺人シリーズ (創元推理文庫) 電子書籍: 今村 昌弘: Kindleストア  面白かった。ネタバレが含まれる。  話題作っぽかったので何かの時に積んでいたのが、地層の中から出てきたので読ん...
01_読感

【感想】『とらすの子』芦花公園

Amazon.co.jp: とらすの子 電子書籍: 芦花公園: Kindleストア  上手い、けど100%楽しめたとは言えない妙な感覚。結構な長さがあるけどリーダビリティが高いのは良いと思った。でも、それこそなんか昔のオカルト板で連載されて...
01_読感

【感想】『君のクイズ』小川哲

Amazon.co.jp: 君のクイズ 電子書籍: 小川 哲: Kindleストア  面白かった。以下、ネタバレを含む。  冒頭から主人公の脳内が完全にクイズになっている表現とゼロ文字押し回答の謎の引きの強さが完璧に決まっていて、冒頭がこん...
01_読感

【感想】『メキシカン・ゴシック』シルヴィア・モレノ=ガルシア 青木純子 訳

メキシカン・ゴシック | シルヴィア モレノ=ガルシア, 青木 純子 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon  メキシカンなゴシックだ!  ホラーも読みよねと思っていたころにツイッターで以下を見ていて、それで読んだ。...
01_読感

【感想】『パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992-95』法月綸太郎

Amazon.co.jp: パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (角川文庫) 電子書籍: 法月 綸太郎: Kindleストア  先日ロス・マクドナルドトリビュートアンソロジー『黒い背表紙の探偵』をロス・マクドナル...
01_読感

【感想】『Babel I 少女は言葉の旅に出る』古宮九時

Amazon.co.jp: Babel I 少女は言葉の旅に出る (電撃の新文芸) 電子書籍: 古宮 九時, 森沢 晴行: Kindleストア  異世界転移で言語モノの作品を教えてくださいと募ったら教えてもらった作品。実際その通りの作品で、...
01_読感

【感想】『ロス・マクドナルド・トリビュート・アンソロジー『黒い背表紙の探偵』』ストレンジ・フィクションズ

上記BOOTH通販にて入手。  この通り、公式のお墨付きがあるのでロスマク知らないけど読んだ。っていうか割と一年前くらいまでみんながロスマクロスマク言ってるのをロマスクと空目してた。なんか鼻マスクの亜種みたいだな。ダメな気がしてきたのでロス...
01_読感

【感想】『Sci-Fire 2022』

文学フリマ東京35にて入手。テーマが「インフレーション/陰謀論」とのことで、なんかすごい野心的なテーマ設定だなと思った。ただ、テーマがインフレーションと陰謀論ですと言われて想像するような直球の話は少なめで、幅広にSF短編が集まっている感じが...
01_読感

【感想】『ベストSF2022』大森望 編

Amazon.co.jp: ベストSF2022 (竹書房文庫 お 6-3) : 大森 望: 本 「もふとん」酉島伝法 布団に関する想像力とその設定を肉付けするどこかとぼけた描写が良かった。寝たくなる。身体感覚に訴えかけてくる良い作品。 最後...
01_読感

【感想】”How the Crown Prince of Jupiter Undid the Universe, or, The Full Fruit of Love’s Full Folly” by P H Lee

メタフィクション(?)小説。木星の王子が、太陽の姫君に恋に落ちていまい、顧問たちはいやいや無理ですよそれは政治的にも物理的にもと止めるんだけれども、木星の王子は「ああなんと彼女は輝かしい!」いやいや輝いてるのは核融合ですからね、みたいなリア...