01_読感 【感想】『茨文字の魔法』パトリシア・A・マキリップ 原島文世訳 茨文字の魔法 (創元推理文庫) | パトリシア・A・マキリップ, 原島文世 |本 | 通販 | Amazon 良いファンタジーを読んでしまった。じわじわと良くなってくるというか、冒頭でガツンと引き込むというより気づいたら先が気になっている... 2023.09.02 01_読感
01_読感 SFマガジン2023年10月号特集「SFをつくる新しい力」にてレビューを担当しました 本日8/25(金)発売、SFマガジン10月号特集「SFをつくる新しい力」(監修:橋本輝幸)の「SF入門&偏愛ブックガイド」において、笹幡みなみ名義でSF入門者向けの小説作品レビュー2本を担当いたしました。 私はこのブログで読んだ本の感想を... 2023.08.25 01_読感
01_読感 【感想】『私たち異者は』スティーヴン・ミルハウザー 柴田元幸訳 私たち異者は | スティーヴン・ミルハウザー, 柴田 元幸 |本 | 通販 | Amazon 強烈にミルハウザーであるし、でもこれまでに読んだのとはちょっと違う味付けだと思って読んだ。違う味付けの理由は訳者解説で見事に言語化されており、驚... 2023.08.19 01_読感
01_読感 【感想】『アイリーンはもういない』オテッサ・モシュフェグ 岩瀬徳子訳 アイリーンはもういない | オテッサ モシュフェグ, Ottessa Moshfegh, 岩瀬 徳子 |本 | 通販 | Amazon 少年矯正施設の事務員として働き、アルコール中毒の父親を憎み、自分自身の女らしさを嫌悪し、妄想をばかり膨... 2023.08.15 01_読感
01_読感 【感想】『塩と運命の皇后』ニー・ヴォ 金子ゆき子訳 Amazon.co.jp: 塩と運命の皇后 (集英社文庫) eBook : ニー・ヴォ, 金子ゆき子: 本 主人公を同じくするファンタジー中編二本。「塩と運命の皇后」では、相棒である歴史を記憶する鳥、オールモスト・ブリリアントとともに歴史... 2023.08.05 01_読感
01_読感 【感想】『せんねんまんねん』蜂本みさ これすごいって思って、絶対すごいから絶対感想書こうって思ったけど、ページを開いたら何書いたら良いかわかんなくなっちゃったな。 大阪SFアンソロジー連動作品ということで、舞台は大阪であり、全編が大阪弁、しかも"違う"大阪弁であるという、強い... 2023.07.24 01_読感
01_読感 【感想】『あなたの人生の物語』テッド・チャン 浅倉久志 他訳 あなたの人生の物語 | テッド チャン, 浅倉久志 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon なぜか読んだ記憶があるんだけど記録されていないので多分読んでいなかったのだと思うので読んだ。 導入というか設定がドンと強... 2023.07.22 01_読感
01_読感 【感想】”How to Serve the Dead: A Confucian Alternate History” by P H Lee 改変歴史論語掌編。論語の「季路、鬼神に事えんことを問う。子曰く、未だ人に事うる能わず、焉んぞ能く鬼に事えんか。曰く、敢えて死を問う。曰く、未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん。」をエピグラフに引き、季路(子路)を主人公に話が進む。史実では、とい... 2023.07.21 01_読感
01_読感 【感想】『新耳袋 第一夜 現代百物語』木原浩勝・中山市朗 怪談集。ああ、こういうジャンルなんだ!と怪談を理解したような気持ちになった。単に不思議で怖くないような話もあれば、怪談狙いが透けてしまっている(まあでも、怖い)ものもある。その中に時々「第二十六夜 雪の降った朝」みたいな技巧一撃必殺的なやつ... 2023.07.20 01_読感
01_読感 【感想】『山魔の如き嗤うもの』三津田信三 Amazon.co.jp: 山魔の如き嗤うもの 刀城言耶シリーズ (講談社文庫) 電子書籍: 三津田信三: Kindleストア ホラー味はおどろおどろしくてとても良かったけど、最終的には今回ミステリが勝ちすぎてないかな、とちょっと思った。... 2023.07.10 01_読感
01_読感 【感想】『ほろびのうた A Last Love Song on this Falling Planet.』たけぞう 文学フリマ東京36の新刊。私はboothで入手しました。 二人称連作短編ライトノベル、というジャンル説明がされているけれど、まさにそれ(?)。形式と物語がぴたりとハマっている。語り手、君、その想う相手という三者の関係、彼らが辿る道、その構... 2023.07.01 01_読感
01_読感 【感想】『圏外通信 2023』反-重力連盟 文学フリマ東京35の新刊。私はboothで入手しました。 以下作品の内容に触れています。 脊戸融「朔月」 巨大構造体を作る機械の話。冒頭に月下独酌が引かれていて、タイトルと合わせて、末尾に「わたし」が目に(?)しているのは月で、孤独であ... 2023.06.26 01_読感
01_読感 【感想】『ちゃんとする』雨下雫/小島宇良(C1講義室) 文学フリマ東京36の新刊。私はboothで入手しました。 「ちゃんとする」をテーマに、というかタイトルに書かれた2作。「ちゃんとする」というからには、それはつまりちゃんとしていないということなんだけど、まさにそのちゃんとしていなさがそれぞれ... 2023.06.25 01_読感
01_読感 【感想】『AIとSF』日本SF作家クラブ編 Amazon.co.jp: AIとSF (ハヤカワ文庫JA) 電子書籍: 日本SF作家クラブ: Kindleストア 非常にチャレンジングな企画だと思う。この2023年において時事ネタとしての速度が激流過ぎ、それでいて先行作が山とあるAIと... 2023.06.23 01_読感
01_読感 【感想】『NSA』アンドレアス・エシュバッハ 赤坂桃子 訳 Amazon.co.jp: NSA 上 (ハヤカワ文庫SF) 電子書籍: アンドレアス エシュバッハ, 赤坂 桃子: Kindleストア NSAといってもアメリカの国家安全保障局ではなく、ドイツのNationales Sicherheit... 2023.05.10 01_読感