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【感想】『さようなら、ギャングたち』高橋源一郎

Amazon.co.jp: さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫) 電子書籍: 高橋源一郎: Kindleストア  すごい。序盤は、いやまあ、かっこいいのはかっこいいが、ちょっと意味がわからなさすぎて乗れないかな、と思っていたけれど、...
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【感想】『異界觀相 vol.2』造鳩會

文学フリマ東京35にて入手。表紙・デザイン・組版がすごく良い。小説の他、漫画、詩、短歌、論考、エッセイが収録されていてボリュームがある。テーマが「迷子なのか?」という、なかなか聞いたことがないタイプのテーマ設定で面白い。以下、小説についての...
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【感想】『神様ゲーム』麻耶雄嵩

は?  鈴木君がミステリの構造にこう、あれする、というギミックは面白い。最後のは何。
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【感想】『見えないわけがないだろう』吉野奈津希

文学フリマ東京35にて入手。 「溝口君」と「私」に関する連作短編、としか説明のしようがないのだが、「溝口君」と「私」に関する連作短編。「溝口君」にクラスの全ての苦痛が集まったり、埋めたはずの「溝口君」が毎日現れたりする。手を替え品を替え不条...
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笹NOTY2022 & SSOTY2022 ノミネート作品(おまけ:よかったコンテンツと自薦ツイート集)

レギュレーション 2022年に読んだ(≠2022年に発表された)小説のベストを選出する 本記事においてノミネートを行い、大晦日に受賞作品を発表する(それまでにすごく良い作品にであったらノミネートリストが増えるかもしれない) 長編小説部門(N...
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【感想】『巴里マカロンの謎』米澤穂信

Amazon.co.jp: 巴里マカロンの謎 〈小市民〉シリーズ (創元推理文庫) 電子書籍: 米澤 穂信: Kindleストア  小山内さん丸くなりすぎじゃないと思ったけど時系列的にこれが前なのか、ということで、このころは二人は良いコンビ...
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【感想】『チェンソーマン』(第1部) 藤本タツキ

アニメみて面白かったから原作(第1部)読んだ。  面白すぎるでしょ。漫画が上手すぎる~~。なんでこんなすごい作品あるの今まで教えてくれなかったんですか?(みんな散々話題にしていました。私が見て見ぬ振りをしていました)  好きポイント多すぎる...
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【感想】『なまものの方舟/方舟のかおぶれ』井上彼方 編

文学フリマ東京35にて入手。  生物SFアンソロジー。ボリュームがすごい。表紙がかわいい(うちの子にも好評)。  以下特に良かった作品の感想。 暴力と破滅の運び手「遠くのお城で、あまたの馬が」  尖った設定をつっこんできて引き込んで笑わせて...
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【感想】『朝比奈ひかりは双子の姉とは絶対に入れ替わらない。』 ソルト佐藤

文学フリマ東京35にて入手。 「本格ミステリに大切なものを削っていくオッカムの剃刀シリーズ」第四弾ということで、双子が出てくるのに入れ替わりトリックをしない、というのがテーマ。 これには双子にうるさいノックス先生もニッコリ。 でも、せっかく...
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【感想】『水平思考小説アンソロジー『ビストロ・ラテラル』』Bamboo Storage

文学フリマ東京35の新刊で、作品を寄稿させていただいたアンソロジーです。オリジナルの水平思考クイズと、それをモチーフとした小説を集めた企画。この企画アイデアも良いし、その設定に対して多様な答えが持ち寄られたかなり面白い大ボリュームの一冊にな...
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【感想】『明治スチームパンク小説集』アーカイブ騎士団

文学フリマ東京35にて入手。  もちろん部分ツイート名刺も入手しました。 ↑ 魔道士の虎の部分すき 「ボーイズ、ビー」森川真  あらすじ文のつかみ力が強すぎる。「龍二は工部大学校のお雇い外国人ヘンリー・ダイアーと出会い、新型機関銃の提供を見...
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【感想】『言語省』池田笠井闘志

文学フリマ東京35にて入手。  あまり作者の属性に注目しないようにはしているのですが、Webカタログに高校生であることが明記されていたので、ある程度の長さの小説を書ききって発表するにしても、文学フリマに出店するにしても、いずれも高校生でそれ...
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【感想】『つまり人間』山科誠

文学フリマ東京35にて入手。面白かった。  いま見ると上記のWebカタログにあらすじとかの情報が追記されているのですが、先日Webカタログを読むスペースをやったときにはポストアポカリプス小説である旨くらいしか書かれておらず、そのときに、でも...
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【感想】『BABELZINE Vol.2』週末翻訳クラブ・バベルうお 編

翻訳小説を世に送り出す素晴らしい取り組み。以下、良かった作品の感想。中でもG・V・アンダーセン「シュタインゲシェプフ」とセス・フリード「メンデルスゾーン」が特に良かった。 G・V・アンダーセン「シュタインゲシェプフ」(藤川新京訳)  かなり...
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【感想】『目に見えないほどちいさくて命を奪うほどのさよなら』石井僚一

Amazon.co.jp: 目に見えないほどちいさくて命を奪うほどのさよなら eBook : 石井僚一: Kindleストア  積んであったのを最近読んだ。自分がふだん短歌(というか歌集)を読まないのでそう感じるのか、それとも特に本書の作風...