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【感想】『せんねんまんねん』蜂本みさ

これすごいって思って、絶対すごいから絶対感想書こうって思ったけど、ページを開いたら何書いたら良いかわかんなくなっちゃったな。  大阪SFアンソロジー連動作品ということで、舞台は大阪であり、全編が大阪弁、しかも"違う"大阪弁であるという、強い...
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【感想】『あなたの人生の物語』テッド・チャン 浅倉久志 他訳

あなたの人生の物語 | テッド チャン, 浅倉久志 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon  なぜか読んだ記憶があるんだけど記録されていないので多分読んでいなかったのだと思うので読んだ。  導入というか設定がドンと強...
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【感想】”How to Serve the Dead: A Confucian Alternate History” by P H Lee

改変歴史論語掌編。論語の「季路、鬼神に事えんことを問う。子曰く、未だ人に事うる能わず、焉んぞ能く鬼に事えんか。曰く、敢えて死を問う。曰く、未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん。」をエピグラフに引き、季路(子路)を主人公に話が進む。史実では、とい...
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【感想】『新耳袋 第一夜 現代百物語』木原浩勝・中山市朗

怪談集。ああ、こういうジャンルなんだ!と怪談を理解したような気持ちになった。単に不思議で怖くないような話もあれば、怪談狙いが透けてしまっている(まあでも、怖い)ものもある。その中に時々「第二十六夜 雪の降った朝」みたいな技巧一撃必殺的なやつ...
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【感想】『山魔の如き嗤うもの』三津田信三

Amazon.co.jp: 山魔の如き嗤うもの 刀城言耶シリーズ (講談社文庫) 電子書籍: 三津田信三: Kindleストア  ホラー味はおどろおどろしくてとても良かったけど、最終的には今回ミステリが勝ちすぎてないかな、とちょっと思った。...
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【感想】『ほろびのうた A Last Love Song on this Falling Planet.』たけぞう

文学フリマ東京36の新刊。私はboothで入手しました。  二人称連作短編ライトノベル、というジャンル説明がされているけれど、まさにそれ(?)。形式と物語がぴたりとハマっている。語り手、君、その想う相手という三者の関係、彼らが辿る道、その構...
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【感想】『圏外通信 2023』反-重力連盟

文学フリマ東京35の新刊。私はboothで入手しました。  以下作品の内容に触れています。 脊戸融「朔月」  巨大構造体を作る機械の話。冒頭に月下独酌が引かれていて、タイトルと合わせて、末尾に「わたし」が目に(?)しているのは月で、孤独であ...
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【感想】『ちゃんとする』雨下雫/小島宇良(C1講義室)

文学フリマ東京36の新刊。私はboothで入手しました。 「ちゃんとする」をテーマに、というかタイトルに書かれた2作。「ちゃんとする」というからには、それはつまりちゃんとしていないということなんだけど、まさにそのちゃんとしていなさがそれぞれ...
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【感想】『AIとSF』日本SF作家クラブ編

Amazon.co.jp: AIとSF (ハヤカワ文庫JA) 電子書籍: 日本SF作家クラブ: Kindleストア  非常にチャレンジングな企画だと思う。この2023年において時事ネタとしての速度が激流過ぎ、それでいて先行作が山とあるAIと...
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【感想】『NSA』アンドレアス・エシュバッハ 赤坂桃子 訳

Amazon.co.jp: NSA 上 (ハヤカワ文庫SF) 電子書籍: アンドレアス エシュバッハ, 赤坂 桃子: Kindleストア  NSAといってもアメリカの国家安全保障局ではなく、ドイツのNationales Sicherheit...
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【感想】”Two Truths and a Lie” by Sarah Pinsker

サラ・ピンスカーの流れが来たので読んでしまった。『いずれすべては海の中に』の収録作のいくつか、それに"Where Oaken Hearts Do Gather"にも通じるところがある、不気味な読後感が良い。面白かった。  久しぶりに帰省した...
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【感想】『いずれすべては海の中に』サラ・ピンスカー 市田泉 訳

Amazon.co.jp: いずれすべては海の中に (竹書房文庫) eBook : サラ・ピンスカー, 市田泉: Kindleストア  表紙めちゃくちゃいいですよね。電子版がある本はだいたい電子で読んでるけどこれは紙の本で手にしてよかったな...
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【感想】『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』井上彼方・紅坂紫 編

2023年のプライド月間(6月)に、クィアな翻訳SF短編小説をウェブで無料で公開するプロジェクト。クラウドファンディングで支援させていただいたので、電子版を一足先に読むことができた。  ちなみに、今月の文学フリマ東京で紙の書籍版が販売される...
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【感想】『恐怖箱 魔炎』雨宮淳司

Amazon.co.jp: 恐怖箱 魔炎 恐怖箱シリーズ (竹書房怪談文庫) eBook : 雨宮淳司: Kindleストア  実話怪談。というのは普段読まないフォーマットなのですが、見聞を広めるかと読んだところ、結構面白かった。ものすごく...
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【感想】『屍人荘の殺人』今村昌弘

Amazon.co.jp: 屍人荘の殺人 屍人荘の殺人シリーズ (創元推理文庫) 電子書籍: 今村 昌弘: Kindleストア  面白かった。ネタバレが含まれる。  話題作っぽかったので何かの時に積んでいたのが、地層の中から出てきたので読ん...