同人誌

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【感想】『掌編小説とエッセイのアンソロジー BALM』 オカワダアキナ他

第三十四回文学フリマ東京にて入手。各人が二編(ときどき三編)の掌編小説+一編のエッセイを寄稿するというスタイルの合同誌。紹介文から引用すると、 アンソロジーを読んでいて、この人の作品をもうちょっと読んでみたいなあと思うことがしばしばあります...
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【感想】『フォゲミノ・フォゲミナ あるいは愛すべき嘘吐きのための6つの小品』 たけぞう

第三十四回文学フリマ東京にて入手。  嘘を共通項にまとめた短編集。上記ツイートを引用させていただきましたが、トレーシングペーパーにホワイト印刷のカバーがめちゃくちゃかっこいいです。  各作品で「嘘」が扱われているが、初出がアンソロジーへの寄...
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【感想】『流通小説集』アーカイブ騎士団

第三十四回文学フリマ東京にて入手。2017年発行の既刊で、Kindle版もある。 『エクセルマトリクス』高田敦史  エクセル小説で、VLOOKUPに対する甘酸っぱい感情に溢れた作品。その感情はよくわからないけどエクセルに対する憎めない愛着み...
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【感想】『溺れる魚は霧吹きをかける/感染幻』小島宇良/雨下雫(C1講義室)

第三十四回文学フリマ東京にて入手。通販もあるそうです。 『溺れる魚は霧吹きをかける』は、テラリウムに興味あるなと思っていたら白い毒キノコを貰ってしまい、しかもそれが少女に見えるようになる話。後半のシーンの画が映像的に良くて楽しくなってしまい...
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【感想】『ロング・エスケープ』白樺あじと

第三十四回文学フリマ東京にて入手。第六回文学フリマ京都の新刊。  身分を偽っての逃走中に偶然に殺人事件に出くわしてしまった二人が、自分たちの素性の露呈を防ぐために犯人を特定する、という状況でのミステリ。その事件自体もきっちりと本格なものであ...
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【感想】『貝楼諸島より』『貝楼諸島へ』 犬と街灯

第三十四回文学フリマ東京にて入手。通称・島アンソロジー。2021年5月に始まった、架空の島々「貝楼諸島」を舞台とする小説を集める企画が、最終的に書籍版として完成されたもの。 参加者多数につき『貝楼諸島より』『貝楼諸島へ』の二冊になっています...
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【感想】『ブルー・エコー 総集編1』 葵あお

第三十三回文学フリマ東京にて入手。その前年に読んだ『月鯨の夜』が面白かったので。  ライトノベル調のSFというかファンタジーというかの連作短編。総集編ということで490ページの分厚さながら(なかなかの圧がある)、読みやすく、内容にも引き込ま...
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【感想】『Sci-Fire 2021』

第三十三回文学フリマ東京にて入手。ゲンロン大森望SF創作講座修了生がつくるSF文芸誌で、今号のテーマはアルコール。  とても良いと思った小説が三作あったので感想を書きます。核心には触れないようにしますがネタバレがあります。 『進化し損ねた猿...
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【感想】『妖ハローワーク』 和泉好香

第三十三回文学フリマ東京にて入手。妖とか好きだから……。  遠野を舞台に、妖に仕事を紹介する『妖ハローワーク』で働くことになった主人公の話。王道っぽいファンタジーだった。狐の関所、実在モデルですね。実は遠野に行ったことがないので行ってみたい...
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【感想】『5G』やんぐはうす

第三十三回文学フリマ東京にて入手。BOOTH通販もある。  ゲンロン大森望SF創作講座第五期生の有志による合同誌。分厚い。大森望先生の「年刊傑作選に入れたい!と思う短篇が2篇ありました。」っていうコメントがなんか面白い。どの2篇なんだ。  ...
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【感想】『異界觀相』 造鳩會

第三十三回文学フリマ東京にて入手。BOOTH通販もある。Twitterのこのリプライツリーに各作品の冒頭サンプルと紹介文がある。  表紙や組版のデザインかっこいいですね。参加されている方のことは特に知りませんでしたがかっこよかったので購入し...
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【感想】『幽霊屋敷小説集』 アーカイブ騎士団

第三十三回文学フリマ東京にて入手。第三十一回文学フリマで出たパイロット版の完成版。  幽霊屋敷という、なかなかなさそうなテーマを選んだアンソロジー。しかも文フリのSF島。独自性の強いテーマから、順当にweirdな話が多かった印象。面白かった...
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【感想】『星めぐり常世草子 巻の一 星降ろしの巻』 遥かの都 彼方の国

第三十三回文学フリマ東京にて入手。なお、本作の補助的な資料集として『短篇集 挿文綴 第一集』もありそちらも読んだ。  上記のツイートに添付されている画像の通りなのですが、ともかくデザインが良い。表紙もすごいし、挿絵というか途中に入ってくるや...
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【感想】『圏外通信 2021 裏』反-重力連盟

第三十三回文学フリマ東京にて入手。BOOTH通販も現在予約受付中のようです。  テカテカの方。今回も表紙が良いですね。 巨大健造『窓の時代』  意味はよくわからないが、かっこいい! 庭幸千『老い縋る未来』  引き込まれる設定と構成で良かった...
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【感想】『ゆる密室□』ソルト佐藤

第三十三回文学フリマ東京にて入手。現在はBOOTHにて通販もされているとのこと。  タイトルロゴで出オチがすごいんだけど(ロゴ作ってくるの笑う)、いきなり死体が出てきて事件は別にゆるくない、あくまで密室がゆるいという謎趣向の短編。ペグ衝撃で...