【感想】『ロング・エスケープ』白樺あじと

 第三十四回文学フリマ東京にて入手。第六回文学フリマ京都の新刊。

 身分を偽っての逃走中に偶然に殺人事件に出くわしてしまった二人が、自分たちの素性の露呈を防ぐために犯人を特定する、という状況でのミステリ。その事件自体もきっちりと本格なものであると同時に(ちゃんと全要素使うの気持ち良い!)、逃走中の二人の微妙な距離感、関係がとても魅力的。ラストの二人のやりとり大好きですね。続き読みたいです!!!

 あとがきに挙げられている作品群、全然読んだことないのですが、読みたくなってしまいました。→『ローンガール・ハードボイルド』を読んだ

タイトルとURLをコピーしました