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【感想】『溺れる魚は霧吹きをかける/感染幻』小島宇良/雨下雫(C1講義室)

第三十四回文学フリマ東京にて入手。通販もあるそうです。 『溺れる魚は霧吹きをかける』は、テラリウムに興味あるなと思っていたら白い毒キノコを貰ってしまい、しかもそれが少女に見えるようになる話。後半のシーンの画が映像的に良くて楽しくなってしまい...
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【感想】『ロング・エスケープ』白樺あじと

第三十四回文学フリマ東京にて入手。第六回文学フリマ京都の新刊。  身分を偽っての逃走中に偶然に殺人事件に出くわしてしまった二人が、自分たちの素性の露呈を防ぐために犯人を特定する、という状況でのミステリ。その事件自体もきっちりと本格なものであ...
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【感想】『貝楼諸島より』『貝楼諸島へ』 犬と街灯

第三十四回文学フリマ東京にて入手。通称・島アンソロジー。2021年5月に始まった、架空の島々「貝楼諸島」を舞台とする小説を集める企画が、最終的に書籍版として完成されたもの。 参加者多数につき『貝楼諸島より』『貝楼諸島へ』の二冊になっています...
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【感想】『十角館の殺人』 綾辻行人

取り忘れていた必修単位みたいな……。  必修単位すぎるのでなんか叙述トリックみたいなやつあるんでしょというインプットはあったけどそれ以上の記憶が曖昧すぎたのでちょうど良く楽しめた。なるほど~。
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【感想】『新しい世界を生きるための14のSF』 伴名練・編

Amazon.co.jp: 新しい世界を生きるための14のSF (ハヤカワ文庫JA) 電子書籍: 伴名 練: Kindleストア  皆さんは加速しましたか? 『二〇二二年五月時点で、まだSFの単著を刊行していない』作家限定(例外もある)で、...
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【感想】『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』ミア・カンキマキ 末延弘子 訳

Amazon.co.jp: 清少納言を求めて、フィンランドから京都へ : ミア・カンキマキ, 末延 弘子: 本  清少納言に憧れ、京都に旅立つフィンランド人女性の長編エッセイ。  あまりエッセイを手に取って読むということがないのですが、この...
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【感想】『AI法廷のハッカー弁護士』 竹田人造

AI法廷のハッカー弁護士 | 竹田人造, shirakaba |本 | 通販 | Amazon  有識者正しいんだよな~。  裁判官がAI化されてその穴を突いて無罪をもぎ取るハッカー弁護士の話。という設定で舞台がきっちり整っており、キャラが...
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【感想】『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』

Amazon.co.jp: アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー (ハヤカワ文庫JA) 電子書籍: SFマガジン編集部: Kindleストア 『キミノスケープ』宮澤伊織 好き。雰囲気が静かで綺麗。 良い感じなのでもう少し先まで行って欲...
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【感想】『息吹』 テッド・チャン 大森望 訳

息吹 (ハヤカワ文庫SF) | テッド チャン, 大森 望 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon  まだ読んでなかった枠。どの作品も、アイデアと問題意識のレベルがすごく高いと思った。特に、「ソフトウェア・オブジェク...
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【感想】『ブルー・エコー 総集編1』 葵あお

第三十三回文学フリマ東京にて入手。その前年に読んだ『月鯨の夜』が面白かったので。  ライトノベル調のSFというかファンタジーというかの連作短編。総集編ということで490ページの分厚さながら(なかなかの圧がある)、読みやすく、内容にも引き込ま...
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【感想】『うつくしい繭』 櫻木みわ

これ系の経緯で読んだ。  アジアをフィーチャーした四本の短編で、それぞれ舞台が東ティモール、ラオス、南インド、南西諸島。東ティモール舞台の『苦い花と甘い花』が良かった。結末の重さやどうしようもない悲しさから、そこまで積み重ねられた描写や説明...
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【感想】『バーナム博物館』 スティーヴン・ミルハウザー 柴田元幸 訳

バーナム博物館 (白水uブックス―海外小説の誘惑) | スティーヴン ミルハウザー, Millhauser,Steven, 元幸, 柴田 |本 | 通販 | Amazon  読んだことがなかったのですが、ミルハウザーすごい的な話は方々で聞く...
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【感想】『百年文通』 伴名練

Amazon.co.jp: 百年文通 電子書籍: 伴名 練, けーしん: Kindleストア  上手い……。  結末に関するネタバレを含む感想です。まだ読んでいないなら今すぐ読んでください。
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【感想】『雨の島』呉明益 及川茜 訳

自然とオブセッションの話だと思った。自然、特に動物の描写、それに対する人間の思いに迫力があり、読み応えがあって味わい深い。もう一つ共通点的に出てくる、クラウドストレージの中身を親しい人に開示してしまうウイルスの設定は、なんか位置づけが中途半...
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【感想】『文体の舵をとれ ル=グウィンの小説教室』 アーシュラ・K・ル=グウィン 大久保ゆう訳

Amazon.co.jp: 文体の舵をとれ eBook : アーシュラ・K・ル=グウィン, 大久保ゆう: 本  そういえばこのブログには書いていなかったので書き残してリンクを貼っておこうと思った。  本書がよくある(よくある?)小説創作本と...