同人誌

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【感想】『WORK マンモス大合成』 グローバルエリート

第三十一回文学フリマ東京にて入手(第八回大阪の新刊)。高品質なSFが載っている! 面白かったのであえて書くのですが、以下の感想には、核心的なところは避けるけどネタバレ要素あります。電子版制作中とのことなので、興味がある人はそちらを待って入手...
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【感想】『人類の滅んだ世界の片隅で、犯『人』を指摘するメイドロボ』 ソルト佐藤(手打ちそば四畳庵)

第三十一回文学フリマ東京にて入手(第二十四回の新刊)。フーダニットなんだけどそもそも人類が滅んでるからWhoの対象が無いという短編。ロボット三原則破ってるはずだぞという不可能犯罪的な変則ミステリは結構よくある気がするけど、Whoが無いですっ...
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【感想】『Story in the Vendor』 えびてんロケット

第三十一回文学フリマ東京にて入手。自動販売機(で売っている飲み物)を一つずつフィーチャーした短編10本(作者2名による連作。BOOTHとかに8本って書いてあるけど、10本ですよね)。どれも短くショートショート的な感じなので、さらっとした読後...
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【感想】『灯し火の少女アナ』 ミド(ナイスボート観光)

第三十一回文学フリマ東京にて入手。吸血鬼モノのキーワードで目につき、『児童書を装った対独プロパガンダ小冊子をイメージして書いた小説』という珍妙な設定で購入に至りました。読んでみると、実際に童話テイストの構成と語り口だがプロパガンダ感がすごい...
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【感想】『温泉×百合×SFアンソロジー』さわばた/Fuminity(津島重工)

第三十一回文学フリマ東京にて入手。SFで温泉の百合のやつだ! いいよね! ということで入手。コピー本ですが文庫サイズで丁寧な作り、それ故に少部数だったのかと思うので早々に完売されていたようでした(スペースが実質お隣だった。ありがとうございま...
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【感想】『くらがり』 雨下雫(C1講義室)

第三十一回文学フリマ東京にて入手。『くらがり』『午前二時三十三分の本棚』の短編2編。いずれも不思議で静かな触感のお話で、好きです。『くらがり』は謎の真っ黒の掛け軸に魅入られた男の話。ああ、この空気感本当憧れてしまうよなぁ、といつもながら思い...
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【感想】『姪探偵対腹踊り男』 ソルト佐藤

Text-Revolutions Extraにて入手。  豪華四分冊だったので届いた時点で面白かった(?)。今回は踊る人形パロディ。それが腹踊り男になるってどういう意味だよと思ったが、腹踊り男が首なしになって、最終的に予想外のところに接続し...
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【感想】『花のゆくえ』 佐々木海月

Text-Revolutions Extraにて入手。  長編SF。空気感が魅力的で良かった。SFっぽさが面白い案配というか、SFが全面に押し出されているわけでは決してないんだけど、多分惑星の自転公転とかの設定にかなり気を遣って書いている感...
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【感想】『おーりさんをさがせ!』 ソルト佐藤

Text-Revolutions Extraにて入手。フーダニットでもハウダニットでもホワイダニットでもない、ヒロインのおーりさんがどこへ行ってしまったのかを毎回探すという、ホエアダニットミステリ連作。まずそのカテゴリ設定が上手くて面白い。...
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【感想】『ライフ・ゴーズ・オン』 燐果

Text-Revolutions Extraにて入手。SFというかファンタジーというかSFというかファンタジーという、まあこの二つって方向性によってはかなり一体化するけど、一体化系の、短編集。ポストアポカリプス要素もある気がする。「夜を塗り...
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【感想】『神様のいない場所』 雲鳴遊乃実

Text-Revolutions Extraにて入手。震災関係。センシティブな題材であることは間違いなく、ダメな人もいるだろうとは思うけれど、自分は特にダメとは思わなかったし、ある種、誠実に書かれていると思う。他のボランティアへの視線とか、...
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【感想】『怪獣をつかう者』 森とーま

『ゾンビつかいの弟子』の続編。BOOTHにて購入(通販休止中)。作品自体は小説家になろう、note等で読める。  青春小説的な向きは変わらずで、神白と伊東のコンビを中心に、前作と違って神白側に焦点化して展開していくんだけど、前作のような社会...
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【感想】『ゾンビつかいの弟子』 森とーま

BOOTHにて購入。いまは通販休止中のようです。前回の文フリ東京で配布されていたときに知ったもののそのときはもらい損ねたので購入させてもらいました。作品自体は小説家になろう等で読めるとのこと。  ゾンビの話なのかと思ってたんだけど、まあ確か...
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【感想】『けだものフレンズ』 文文文庫

第五回文学フリマ金沢で頒布された「暴力」テーマアンソロジーの電子版。  作品数が多い! ので感想を一言ずつ。  どういうペースで出しているサークルなのかちゃんと把握してるわけじゃないけど一人複数作書いてるの筆が早くてすごいな……。小説を書い...
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【感想】『世界樹は暗き旋律のほとりに』 藤あさや

第二十三回文学フリマ東京にて発表された長編SF小説のKindle版。1/3午後5時頃まで無料配信キャンペーン中だそうです!  ガチSFです。自分がよくSFを僭称して書いてるやつのことが思いやられてやべえなという気持ちになる。地球と宇宙を結ぶ...