同人誌

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【感想】『ロス・マクドナルド・トリビュート・アンソロジー『黒い背表紙の探偵』』ストレンジ・フィクションズ

 上記BOOTH通販にて入手。 この通り、公式のお墨付きがあるのでロスマク知らないけど読んだ。っていうか割と一年前くらいまでみんながロスマクロスマク言ってるのをロマスクと空目してた。なんか鼻マスクの亜種みたいだな。ダメな気がしてきたのでロス...
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【感想】『Sci-Fire 2022』

 文学フリマ東京35にて入手。テーマが「インフレーション/陰謀論」とのことで、なんかすごい野心的なテーマ設定だなと思った。ただ、テーマがインフレーションと陰謀論ですと言われて想像するような直球の話は少なめで、幅広にSF短編が集まっている感じ...
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【感想】『WHODUNIT BEST Vol.6』京都大学推理小説研究会

 BOOTHにて入手。京都大学推理小説研究会には、「犯人当て」の文化がある。『WHODUNIT BEST Vol.6』序文より「犯人当て」の文化がある集団怖すぎるでしょ。京都大学推理小説研究会が実施している「犯人当て」で提出された作品のうち...
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【感想】『夜を掬う 〜クロスデルタ旅行記〜』燐果

#文学フリマ東京新刊『夜を掬う 〜クロスデルタ旅行記』アンドロイドによるポストアポカリプス世界の旅行記。綴込表紙によるファイル形式で、今回は表紙と本紙30ページ程度を頒布。以降のイベントや通販で、追加本紙を頒布し、購入者に綴じていただく計画...
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【感想】『行き場をなくした物語』鳥原継接

 文学フリマ東京35にて入手。表紙がStable Diffusionらしい。文フリで何冊かAI活用した表紙みかけたけど、これは効果的な使い方だと思った(組み合わせの異質さみたいな絵を描かせるのはAI得意そう)。 その表紙とも繋がる「宇宙飛行...
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【感想】『婆婆ホラー』川渡六文銭 編

 文学フリマ東京35にて入手。『老婆』をテーマにしたホラーアンソロジー。 テーマとしての引きもそうだし、この表紙の「山と思いきやよく見たら老婆」がなんだか笑えてしまって買いにいこうと思っていた一冊。老婆って、女性が一定以上歳を取ったら老婆だ...
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【感想】『ペテロと犬たち』谷脇栗太

 文学フリマ東京35にて入手。掌編小説集。 基本的にもともと朗読作として書かれたものであるという情報を知っているから余計にそう感じる部分もあるとおもうけれど、声に出す語りの魅力に溢れた作品が多く感じた。特に方言の使い方が良くて、その意味で特...
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【感想】『異界觀相 vol.2』造鳩會

 文学フリマ東京35にて入手。表紙・デザイン・組版がすごく良い。小説の他、漫画、詩、短歌、論考、エッセイが収録されていてボリュームがある。テーマが「迷子なのか?」という、なかなか聞いたことがないタイプのテーマ設定で面白い。以下、小説について...
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【感想】『見えないわけがないだろう』吉野奈津希

 文学フリマ東京35にて入手。「溝口君」と「私」に関する連作短編、としか説明のしようがないのだが、「溝口君」と「私」に関する連作短編。「溝口君」にクラスの全ての苦痛が集まったり、埋めたはずの「溝口君」が毎日現れたりする。手を替え品を替え不条...
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【感想】『なまものの方舟/方舟のかおぶれ』井上彼方 編

 文学フリマ東京35にて入手。 生物SFアンソロジー。ボリュームがすごい。表紙がかわいい(うちの子にも好評)。 以下特に良かった作品の感想。暴力と破滅の運び手「遠くのお城で、あまたの馬が」 尖った設定をつっこんできて引き込んで笑わせて連れて...