同人誌

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【感想】『日本探偵小説全集リミックス』 ストレンジ・フィクションズ

元ネタの探偵小説は基本的に全く分かっていないのですが、知らなくても楽しめるぞという情報があったので読みました。楽しめました。情報は信じた方がいい。  評論とインタビュー部分のボリュームがすごいのですが、小説部分に関する感想です。直接的ではな...
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【感想】『WORK フォーワン』 グローバルエリート

第三十二回文学フリマ東京の新刊。BOOTHにて入手。今この記事を書くときに見たら残り1点ってなってた。急げ。(BOOTHってなんか残り1になったら急に表示するよね? 謎仕様だよな)  全体的に良かったのですが、特に特に『シトラスの隠れ香』と...
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【感想】『忘れ物はなんですか?』(遺失物管理委員会活動日誌シリーズ) ソルト佐藤

エア文フリ? 的に? BOOTHにて配信されているのを入手。遺失物管理委員会活動日誌シリーズとして5まで出ており、まとめて読みました。 忘れ物はなんですか? - salt-satou - BOOTHそのノートは、いつ落とされた? - sal...
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【感想】『さかなとり:「魚怪類」テーマアンソロジー』鳥原継接・空木賢一・寒川ミサオ

たぶん第八回文学フリマ大阪の新刊の、Kindle版。「魚怪類」がテーマのアンソロジー。怪しい作品が四本。楽しめました。  ところで気づいてしまったのですがKindle for PC(Windows)で表示すると、なんか下が2文字文ほど見切れ...
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【感想】『フワつく身体』 すと世界

Text-Revolutions Extra2で入手。BOOTHでも通販しているそうです。  時代の節目に改めて平成を問い直すミステリー、というコピーですが、本当にそれです。平成の話。舞台は渋谷。1997年の女子高生の日記と、2017年で事...
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【感想】『死にたがりの修羅』 雲鳴遊乃実

Text-Revolutions Extra2にて入手。  ジャンルはなんだろう。結構色んな要素が入っているように思えました。作者の狙いなのかは置いておくとして、読んだ感覚としてはジュブナイル文学寄り?な要素の印象が強かった。父親と対峙して...
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【感想】『ペルセウスの旅人』 佐々木海月

Text-Revolutions Extra2にて入手。  星を旅する連作掌編集。一冊を通じて漂う優しさと寂しさが印象的でした。この宇宙の感覚のふんわりとしたSFさが良いです。ボリューム的にはファンタジーっぽい話をしている割合の方が多いんだ...
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【感想】『アンソロジー 『破戒』 Breaking Knox』 たけぞう他

第三十一回文学フリマ東京にて入手。  十人の執筆者でノックスの十戒を一つずつ破るアンソロジー。かなりキャッチーなアンソロジーテーマですし、多くの人に読んでもらえるテーマ設定であることは間違いない、企画の勝利です。ただ、基本的にはハードルが上...
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【感想】『月鯨の夜』 葵あお

第三十一回文学フリマ東京にて入手。BOOTHで通販しているそうです。  面白かった。Twitterに流れてきた宣伝から購入。今回の文フリは見本誌コーナーなかったりとかしたので、情報が少ない中であえてランダムエンカウント的な要素を強めようと思...
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【感想】『先史時代のダイイングメッセージ』 ソルト佐藤

第三十一回文学フリマ東京にて入手。  本格ミステリに大切な物を削っていく 『オッカムの剃刀』シリーズ第2弾、とのことで、ダイイングメッセージものなんだけど、舞台が紀元前4000年なので文字が発明されていない、という設定。そんな無茶な……。や...
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【感想】『改変歴史SFアンソロジー』 坂永雄一・曽根卓・伴名練・皆月蒼葉

Boothにて電子版を入手。先日『なめらかな世界と、その敵』を読んで感想を書いたとき、このアンソロジーのパイロット版のことを思い出してページを見たら、「完成版はマストバイ」とか自分で書いてたのに完成版をバイしてねえということに気づいたので、...
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【感想】『息 -Psyche- vol.5』 アナクロナイズド・スイミング

第三十一回文学フリマ東京にて入手。特集「マンガ物理学」。また難しいテーマだな……。そういえば今回原稿落としネタ枠がないように見えるけど、原稿も落ちたことに気づくまでは落ちないのかな? エイブリーシティの一夜(淡中圏)  マンガ物理学のチュー...
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【感想】『幽霊屋敷小説集 パイロット版』 アーカイブ騎士団

第三十一回文学フリマ東京にて入手。幽霊屋敷をテーマとする(?)小説3編。うち1編未完。パイロット版というのはその1編が完成したら完成版になるのか他に作品が増えるのか……それもまた楽しみですね。完成版楽しみです!!! 時がねじれた家(高田敦史...
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【感想】『WORK マンモス大合成』 グローバルエリート

第三十一回文学フリマ東京にて入手(第八回大阪の新刊)。高品質なSFが載っている! 面白かったのであえて書くのですが、以下の感想には、核心的なところは避けるけどネタバレ要素あります。電子版制作中とのことなので、興味がある人はそちらを待って入手...
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【感想】『人類の滅んだ世界の片隅で、犯『人』を指摘するメイドロボ』 ソルト佐藤(手打ちそば四畳庵)

第三十一回文学フリマ東京にて入手(第二十四回の新刊)。フーダニットなんだけどそもそも人類が滅んでるからWhoの対象が無いという短編。ロボット三原則破ってるはずだぞという不可能犯罪的な変則ミステリは結構よくある気がするけど、Whoが無いですっ...