笹NOTY2023ノミネート作品およびその他の2023

 年末だ……。

 笹NOTY2023とは私が2023年に読んだ(≠2023年に発表された)長編小説のベストを決めるもので、この記事でノミネートをして、大晦日に受賞作を決めます。大晦日までの間にすごいのを読んだら追加ノミネートもあり得ます(いままで発動されたことないけど)。

 ちなみに去年、およびこれまでのアーカイブは以下の通り。

笹NOTY2023ノミネート

『折れた竜骨』米澤穂信

 ミステリがやりたすぎておかしくなっている感じ、よかった。師弟モノとしても良。

『ループ・オブ・ザ・コード』荻堂顕

 超意欲作。『虐殺器官』フォロワーを名乗るのは何の誇大広告でもない。

『王とサーカス』米澤穂信

 米澤穂信から二作ノミネートしてしまった上に、評価ポイントがちょっと似ていて、どちらも「そこでミステリってできるんだ!」という驚きにある。『折れた竜骨』がファンタジー世界であったのに対して、『王とサーカス』は現代史の舞台。

『不夜島(ナイトランド)』荻堂顕

 超大作。サイバーパンクに涙する日が来るとは。

 四作ノミネートしていて作者が二人になっているというのは、それはどうなんだというところなんだけど……。そういうこともある。

笹SSOTY2023ノミネート

 2022年より新設されたSSOTY部門では、私が2023年に読んだ(≠2023年に発表された)短編小説のベストを決める。長編との境界線は、適当です。以下、ノミネート作品。

結果発表

私が2023年に読んだ長編小説のベスト、笹NOTY2023は、荻堂顕『不夜島(ナイトランド)』となりました。作者がやりたいこと、読者が求めていることは全部やってやろうという爆盛り感が素晴らしい一作でした。また、短編部門である笹SSOTY2023はスティーヴン・ミルハウザー「私たち異者は」(柴田元幸訳)となりました。ちょっとだけ夜の室内が気になるようになる。来年も読んでいきましょう。

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その他のよかった2023

ゲーム

アニメ

楽曲

ツイート10選

 2024年もやっていきましょう。

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