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【感想】”Where Oaken Hearts Do Gather” by Sarah Pinsker

↑これをやりました  短篇企鵝さんがすごいので、リスペクト(パクリ)です。  物語詩の謎めいた歌詞について歌詞解釈Webフォーラム(?)上のコメントのやりとりを通じて語るという特殊形式の短編。こういう特殊な形式の語りや、フォークロア、ネット...
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【感想】『異常論文』 樋口恭介・編

面白かった作品の感想。 「掃除と掃除用具の人類史」松崎有理  掃除と掃除用具というアイデアから話を大きく広げて、読みやすい語り口、時々入るニヤリとさせられる小ネタ(「蛍の光、窓の雪、ホーキング放射」が一番好き)、あと使いどころが上手い図表で...
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【感想】『新月/朧木果樹園の軌跡』井上彼方・編(2/2)

SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡 (Kaguya Books) | 井上彼方, 三方行成, 勝山海百合, 十三不塔, 一階堂洋, 千葉集, 佐伯真洋, 葦沢かもめ, 原里実, 吉美駿一郎, 佐々木倫, 白川小六, 宗方涼, 大竹竜平...
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【感想】『新月/朧木果樹園の軌跡』井上彼方・編(1/2)

SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡 (Kaguya Books) | 井上彼方, 三方行成, 勝山海百合, 十三不塔, 一階堂洋, 千葉集, 佐伯真洋, 葦沢かもめ, 原里実, 吉美駿一郎, 佐々木倫, 白川小六, 宗方涼, 大竹竜平...
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【感想】『イン・ザ・ペニー・アーケード』 スティーヴン・ミルハウザー 柴田元幸 訳

冒頭の中編「アウグスト・エッシェンブルク」、ものすごく良い。単純に情熱と蹉跌の繰り返しの話として読ませる力があるのと、ミルハウザーをつづけて読んだのでメタ読み的にも楽しい。時系列としては「幻影師アイゼンハイム」や「新自動人形劇場」よりも前に...
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【感想】『ナイフ投げ師』 スティーヴン・ミルハウザー 柴田元幸 訳

ミルハウザーだ。型を持っている作家、作品は良いと思うので、すごく好きになった。巨匠的な人がすごい技をエスカレートさせていく話やりすぎでしょと思うんだけどそれでどこまで膨らむのか。  特に好きだったのは「ナイフ投げ師」、「夜の姉妹団」、「パラ...
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【感想】『満願』 米澤穂信

Amazon.co.jp: 満願(新潮文庫) 電子書籍: 米澤穂信: Kindleストア  このいやな感じが最高すぎる。なんかいやな感じするよなーああーーーっていう伏線回収の仕方。どの作品も完成度が高すぎてむしろ引きながら読んでたけど、特に...
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【感想】『町かどの穴 ラファティ・ベスト・コレクション1』 R・A・ラファティ 牧眞司 編 伊藤典夫、浅倉久志他 訳

町かどの穴 ラファティ・ベスト・コレクション1 (ハヤカワ文庫SF) | R A ラファティ, 伊藤 典夫, 浅倉 久志, 牧 眞司 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon  全部怪しくて面白かったけど、特に印象が残...
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【感想】『ストレンジ・フィクションズ vol.3:ゲーム小説』

BOOTH通販で入手。  充実の一冊です。全部面白い。小説以外のコンテンツも充実しており、特にこの世のメタフィクションゲームを全てプレイしている千葉集氏の「ただひたすらメタフィクションっぽいゲーム(steamで買えるの限定)を4、50本くら...
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【感想】『姪探偵対マダラの音楽隊』 ソルト佐藤

第三十四回文学フリマ東京にて入手。  シリーズもの。まだらの紐ネタ。原題を考慮して紐もバンドも出てくる(?)。あとちょっと赤毛組合。謎を提示した後に混迷度を増やしていく手腕が良いなと思った。毎回まもりがかわいいけど三割くらいこいつのせいな気...
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【感想】『圏外通信2022』反-重力連盟

第三十四回文学フリマ東京にて入手。通販もあるようです。  面白かったです。表紙デザインの蟹反重力装置(?)が良い。  以下の個別の感想にはネタバレが含まれる。 『申候』佐久間真作  粗忽長屋に材をとった短編。そもそも粗忽長屋自体が滑稽話であ...
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【感想】『掌編小説とエッセイのアンソロジー BALM』 オカワダアキナ他

第三十四回文学フリマ東京にて入手。各人が二編(ときどき三編)の掌編小説+一編のエッセイを寄稿するというスタイルの合同誌。紹介文から引用すると、 アンソロジーを読んでいて、この人の作品をもうちょっと読んでみたいなあと思うことがしばしばあります...
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【感想】『フォゲミノ・フォゲミナ あるいは愛すべき嘘吐きのための6つの小品』 たけぞう

第三十四回文学フリマ東京にて入手。  嘘を共通項にまとめた短編集。上記ツイートを引用させていただきましたが、トレーシングペーパーにホワイト印刷のカバーがめちゃくちゃかっこいいです。  各作品で「嘘」が扱われているが、初出がアンソロジーへの寄...
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【感想】The Year’s Best Science Fiction Vol. 2: The Saga Anthology of Science Fiction 2021(2/2)

後半戦です。前半はこちら。 Go. Now. Fix. - Timons Esaias パンダ枕がみんなのピンチを救うために戦う。しばらくPandaPillowをPandoraPillowに空目してて物騒すぎるなとか思ってた。そうじゃなくて...
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【感想】『流通小説集』アーカイブ騎士団

第三十四回文学フリマ東京にて入手。2017年発行の既刊で、Kindle版もある。 『エクセルマトリクス』高田敦史  エクセル小説で、VLOOKUPに対する甘酸っぱい感情に溢れた作品。その感情はよくわからないけどエクセルに対する憎めない愛着み...