How the Crown Prince of Jupiter Undid the Universe, or, The Full Fruit of Love’s Full Folly
Once upon a time the Crown Prince of Jupiter glimpsed a miniature of Esmerelda, Princess of the Sun, and fell instantly ...
メタフィクション(?)小説。木星の王子が、太陽の姫君に恋に落ちていまい、顧問たちはいやいや無理ですよそれは政治的にも物理的にもと止めるんだけれども、木星の王子は「ああなんと彼女は輝かしい!」いやいや輝いてるのは核融合ですからね、みたいなリアリティライン不明のギャグが差し込まれる空気感が好き。(同作者の“Just Enough Rain”のギャグの感じが好きだったので、その意味で読んで良かった)
話は途中から予想がつかない方向に進んでいき、地球の魔女(Wizard of EarthseaならぬEarth Witch)のUrsulaが登場したかと思ったら、さらに魔術師Stanisławが登場し、メタフィクショナルに進んでいく。残念ながら自分がレムをちゃんと読んでないのでトリビュート要素で楽しむことができなかったのが悔しい。The Cyberiad(『宇宙創世記ロボットの旅』)のネタとかが出ているらしい。
絵が良い感じ。