【感想】『さよなら的レボリューション』東山彰良

Amazon.co.jp: さよなら的レボリューション: 再見阿良 (徳間文庫 ひ 31-1) : 東山彰良: 本

 元ひきこもりの19歳で三流大学の学生の主人公が、中国人女子学生に惹かれ、失恋し、中国に短期留学する。

 続けて読んだきっかけになった『流』に近い要素がある青春小説だけど、『流』のように一冊の長編でのまとまり感はあまりなく、小説としての完成度は『流』のほうだよねと思う一方、青春の無軌道さみたいなものがそのまま突っ走ってしまった筋書きなのかもしれないと思った。エネルギーのある外国に乗り出していくのはやっぱり読んでいてワクワクするし、楽しい。

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