イチオシ

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【感想】『厭魅の如き憑くもの』 三津田信三

Amazon.co.jp: 厭魅の如き憑くもの (講談社文庫) : 三津田 信三: 本  ホラーミステリーホラー。サギリがいっぱい出てくるのでサギリ好きにはおすすめではないでしょうか(エロマンガ先生見てなし)。  本分はミステリであると見る...
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【感想】『おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱』 オキシタケヒコ

これ良かったです。おもしろ。はやく読んだほうが良いですよ。  座敷牢少女に怪談を語ることをせがまれる話。怪談に関する怪談であり、メタ怪談であって、メタ怪談SFを経て、怪談ミームの話というところもまたメタになる。単巻完結の良質な小説ということ...
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【感想】『躯体上の翼』 結城充考

面白いです。おすすめ。ディストピア的終末世界における生体兵器人間のSF。解説やあらすじで「硬質」という表現が使われており、言いたいことはよくわかる。硬質さをもたらしている要素はたくさんあるとおもうけれど、一つには語彙の使い方が面白いというと...
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【感想】『筺底のエルピス -絶滅前線-』 オキシタケヒコ

漢字系(?)異能厨二SFバトルラノベ。結構面白かったので多分続刊も読みます。箱の話。作者はSF畑の人っぽいですが実際SF的設定や演出がなされており、『鬼』の退治方法もSF的絶望感があって良い。だいたいこの退治すべき鬼というのがプログラムのよ...
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【感想】『春期限定いちごタルト事件』 米澤穂信

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫) | 米澤 穂信 |本 | 通販 | Amazon  面白かった。まだプロローグというかキャラ紹介だけど。こういう業のある主人公はクライマックスで死にそうというか死んで欲しい(非常に偏った見方)。一...
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【感想】『さよなら妖精』 米澤穂信

いいですねー。いいです。これは。  確かにこれを古典部で架空の国でやると微妙というかちょっとダメだろうと言う気がしますし、更にこれをミステリ的にというか日常の謎的に見れば全然まったくダメな爆死案件だとおもいますが、そういうフィールドでそもそ...
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【感想】『新世界より』 貴志祐介

新世界より(上) (講談社文庫) | 貴志 祐介 |本 | 通販 | Amazon  面白かった。一気読みでした。設定をむやみにばらまいて世界観を醸成しているように見えて、実際は殆どがちゃんと伏線なんだよなー。不安を煽る感じとか、気持ち悪さ...
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【感想】『あなたのための物語』 長谷敏司

非常にボリュームがあった。アクションとか急転直下とかどんでん返しとかそういうのがない重厚なSFをしっかり書ききっている。この小説自体が平板、フラット、というか、派手な展開がなさすぎて、実家に帰るシーンとかだいぶ死にたくなる。うまく感想を言え...
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【感想】『ソラリス』スタニスワフ・レム 沼野充義訳

ソラリス (ハヤカワ文庫SF) | スタニスワフ レム, 沼野 充義 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon  面白すぎる。最初はSFをメタ的に使いつつミステリっぽいことをするのかと思いそこでワクワクし、と思ったらロ...
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【感想】『東雲侑子は短編小説をあいしている』 森橋ビンゴ

Amazon.co.jp: 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版 (ファミ通文庫) 電子書籍: 森橋 ビンゴ, Nardack: Kindleストア  見えないこと、疑うこと、そのあたりが正しくとても良く出来ていると思った。その前提...
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【感想】『伝奇集』 J.L.Borges  鼓直 訳

伝奇集 (岩波文庫 赤 792-1) | J.L. ボルヘス, 直, 鼓 |本 | 通販 | Amazon  ボルヘス。表紙こわすぎるから読んでみたかった。  読むのは結構大変。ぐるぐる回転する。あと訳文きつくないですか。Wikipedia...
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【感想】『ヴァンパイア・サマータイム』 石川博品

Amazon.co.jp: ヴァンパイア・サマータイム (ファミ通文庫) 電子書籍: 石川 博品, 切符: Kindleストア  青春恋愛系であとがきに書いてあるとおり吸血鬼が普通の存在なので別に吸血鬼要素をなにかうまく使っているわけではな...
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【感想】『海を見たことがなかった少年―モンドほか子供たちの物語』 Le Clézio   豊崎光一・佐藤領時訳

何しろ夜が明けるだけで4ページほどかかったりするのでかなり読みにくいのですが、しかし何年かぶりにもう一度読んでみると最高案件であると言わざるをえない部分もあり、おすすめです。通底するのは子供の視線、太陽の反射、原野の上を飛ぶジェット機。比較...
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【感想】『雨の日のアイリス』 松山剛

Amazon.co.jp: 雨の日のアイリス (電撃文庫) 電子書籍: 松山 剛, ヒラサト: Kindleストア ここにロボットの残骸がある。  冒頭一行で勝ちを決めに来ていた。  日本型ロボットSFの王道を走っている感じだと思った。単巻...
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【感想】『2』 野崎まど

これは、ファンサービスです。  そして愛です。  残念ながらそれ以上のことを書けそうにありません。ただひとつ読書感想的に必要な話なので先に注意を促しておくと発表順に作品を全部読んでこないとダメです。というか、そういうことを明示しないとまずい...