01_読感 【感想】『筺底のエルピス -絶滅前線-』 オキシタケヒコ 漢字系(?)異能厨二SFバトルラノベ。結構面白かったので多分続刊も読みます。箱の話。作者はSF畑の人っぽいですが実際SF的設定や演出がなされており、『鬼』の退治方法もSF的絶望感があって良い。だいたいこの退治すべき鬼というのがプログラムのよ... 2016.12.24 01_読感
01_読感 【感想】『春期限定いちごタルト事件』 米澤穂信 春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫) | 米澤 穂信 |本 | 通販 | Amazon 面白かった。まだプロローグというかキャラ紹介だけど。こういう業のある主人公はクライマックスで死にそうというか死んで欲しい(非常に偏った見方)。一... 2016.07.17 01_読感
01_読感 【感想】『さよなら妖精』 米澤穂信 いいですねー。いいです。これは。 確かにこれを古典部で架空の国でやると微妙というかちょっとダメだろうと言う気がしますし、更にこれをミステリ的にというか日常の謎的に見れば全然まったくダメな爆死案件だとおもいますが、そういうフィールドでそもそ... 2016.07.10 01_読感
01_読感 【感想】『新世界より』 貴志祐介 新世界より(上) (講談社文庫) | 貴志 祐介 |本 | 通販 | Amazon 面白かった。一気読みでした。設定をむやみにばらまいて世界観を醸成しているように見えて、実際は殆どがちゃんと伏線なんだよなー。不安を煽る感じとか、気持ち悪さ... 2016.05.25 01_読感
01_読感 【感想】『あなたのための物語』 長谷敏司 非常にボリュームがあった。アクションとか急転直下とかどんでん返しとかそういうのがない重厚なSFをしっかり書ききっている。この小説自体が平板、フラット、というか、派手な展開がなさすぎて、実家に帰るシーンとかだいぶ死にたくなる。うまく感想を言え... 2016.03.06 01_読感
01_読感 【感想】『ソラリス』スタニスワフ・レム 沼野充義訳 ソラリス (ハヤカワ文庫SF) | スタニスワフ レム, 沼野 充義 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon 面白すぎる。最初はSFをメタ的に使いつつミステリっぽいことをするのかと思いそこでワクワクし、と思ったらロ... 2015.09.26 01_読感
01_読感 【感想】『東雲侑子は短編小説をあいしている』 森橋ビンゴ Amazon.co.jp: 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版 (ファミ通文庫) 電子書籍: 森橋 ビンゴ, Nardack: Kindleストア 見えないこと、疑うこと、そのあたりが正しくとても良く出来ていると思った。その前提... 2015.07.26 01_読感
01_読感 【感想】『伝奇集』 J.L.Borges 鼓直 訳 伝奇集 (岩波文庫 赤 792-1) | J.L. ボルヘス, 直, 鼓 |本 | 通販 | Amazon ボルヘス。表紙こわすぎるから読んでみたかった。 読むのは結構大変。ぐるぐる回転する。あと訳文きつくないですか。Wikipedia... 2015.05.16 01_読感
01_読感 【感想】『ヴァンパイア・サマータイム』 石川博品 Amazon.co.jp: ヴァンパイア・サマータイム (ファミ通文庫) 電子書籍: 石川 博品, 切符: Kindleストア 青春恋愛系であとがきに書いてあるとおり吸血鬼が普通の存在なので別に吸血鬼要素をなにかうまく使っているわけではな... 2015.04.19 01_読感
01_読感 【感想】『海を見たことがなかった少年―モンドほか子供たちの物語』 Le Clézio 豊崎光一・佐藤領時訳 何しろ夜が明けるだけで4ページほどかかったりするのでかなり読みにくいのですが、しかし何年かぶりにもう一度読んでみると最高案件であると言わざるをえない部分もあり、おすすめです。通底するのは子供の視線、太陽の反射、原野の上を飛ぶジェット機。比較... 2015.04.11 01_読感
01_読感 【感想】『雨の日のアイリス』 松山剛 Amazon.co.jp: 雨の日のアイリス (電撃文庫) 電子書籍: 松山 剛, ヒラサト: Kindleストア ここにロボットの残骸がある。 冒頭一行で勝ちを決めに来ていた。 日本型ロボットSFの王道を走っている感じだと思った。単巻... 2015.02.22 01_読感
01_読感 【感想】『2』 野崎まど これは、ファンサービスです。 そして愛です。 残念ながらそれ以上のことを書けそうにありません。ただひとつ読書感想的に必要な話なので先に注意を促しておくと発表順に作品を全部読んでこないとダメです。というか、そういうことを明示しないとまずい... 2014.02.09 01_読感
01_読感 【感想】『パーフェクトフレンド』 野崎まど まあなんか雲行きが怪しいわけですよね。読み始めて。というか、普通、小学生を主人公にするのって難しいはずです。それもこういう作家だしね。そしてなんかすごいのが出てくる。名前が……もう明らかに怪しいでしょう。だから「それはありなのか?」みたいな... 2014.02.09 01_読感
01_読感 【感想】『小説家の作り方』 野崎まど デビュー作からここまで4作、舞台も装置も人物も巧みに変わりつつ、やっていることはそう変わらないという、作風の一貫しすぎ感がひしひしと。でもここまでの超常系ヒロインたちと比べると紫ちゃんの超常系ヒロイン力は負けてたのでその分の割り引きが効いて... 2014.02.06 01_読感
01_読感 【感想】『死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~』 野崎まど 世にも奇妙な物語の終わり方って何パターンかあるけど、最後いきなり何かが出てきてジャンッみたいな効果音なって終わる奴。これはそのパターン。 そのジャンッに対して説明もなにもなく、鮮やかに置いていく。作風が出ている。 2014.02.05 01_読感