承前!
『私だけにしか描けない絵』ソルト佐藤
- Amazonギフト券がもらえる賞があることを今知った。
- ジャンル説明自体が割とネタバレっぽいので説明しづらい。
- (微ネタバレあり)作者読み的に最終的には全部を種明かしというか説明するのかと思ったら、必ずしもそういうわけではなくて、不思議な部分わからない部分を残しつつもすごい良い読後感で終わらせてくれて、好み。謎を解いてるわけじゃないんだけどピースの嵌まる感が気持ちいい。一人称で思考を説明しまくる文体のスタイルとも合っている気がする。
- タイトル、英題含めて上手いな。
『GHOST』 黒岡衛星
- 中の人がいないVtuber視点の小説。切り口が良い。
- さらさらしてきれい。主人公の感傷的(?)な語りがシーンの明確な切れ目なく繋がれるのが良い効果を生んでると思った。
- VTuberはバーチャルの設定を持っていると同時に中に人間がいることが自明なので人間の振りをしないといけなくなる下り、こんがらがり方が上手くてこの設定長編で読みたいなと思った。良い題材だ。
『嘘つき姫』坂崎かおる
- 歴史もの、戦争もの、テーマは嘘。
- はぁ…………めちゃめちゃ良い。今回ここまで読んだ作品の中で抜群に好き。読んで良かった……!!
- 描写の質感の凄みと細かい挿話の牽引力でぐいぐい引き込まれてしまう。密度がすごい。
- テーマと構造のそれぞれの巧みさに加えて、両者の噛み合い方が圧巻。結びのところで心が動かされる。
- こういう作品に受賞して欲しい。
『すずおと』すみやき
- これもジャンルがネタバレするから書けないやつか。
- オチが良い意味で予測出来なかったので良かった。
- 序盤の導入のところが自分にはあまり掴みとして機能しなかったのでもったいないという感じがあった。
『ありきたりな別れと「いつも」だった日常を』 かいまん
- 幼馴染みすれ違い系。
- 最初の朝の寒さ、憂鬱さ、鬱屈さみたいな表現が良かった。
- 話の展開が基本的に他力と偶然で動いてしまっているのが物足りなく感じた。
見逃してなければ以上か……?