Text-Revolutions Extraにて入手。震災関係。センシティブな題材であることは間違いなく、ダメな人もいるだろうとは思うけれど、自分は特にダメとは思わなかったし、ある種、誠実に書かれていると思う。他のボランティアへの視線とか、”復興”への複雑に絡んだ心情とか、丁寧に描かれていて良かった。最後の部分もぞくりとさせられた。後書きによると、もとは長編の序章として構想したが短編としてリライトしたとのこと。リライト前の構想はわからないにせよ、確かに長編向きの内容ではあるように思われて、ここで終わってしまうのは読者としては若干もったいなく感じた。