新刊の『魔星』は、「クトゥルフ×少女」をテーマにしたアンソロジーです。私の書いた短篇小説「黄ノ瞳話」「千冬」、狐屋氏の「誰が猫を殺したか」などを収録しています。92Pで価格は300円を予定。 #bunfree pic.twitter.com/KSGbGlEdGm
— 志菩龍彦 (@shivo7) September 11, 2017
クトゥルフ短編集。クトゥルフ短編集だということを知らずにWeb上に公開されていた「黄ノ瞳話」のサンプルを読んで続きが気になったので購入。クトゥルフのことをよく分かっていないので、毎回こういうのを読むと、どこまでがクトゥルフ界の常識で、どこからがこの作品の作者の創作なんだろう、というのがわからなくて困る。クトゥルフ知らないのに読んでるこちら側に圧倒的に非がある。そろそろクトゥルフの素養でも身につけるか……。
「黄ノ瞳話」志菩龍彦
おどろおどろしい感じ、取り憑かれる感じがよく表現されていて、冒頭部分を読んでそれがレベル高いなと思った。徐々に気持ち悪くなっていってクライマックスを迎える。怪談レベルが高いと思う。単に怪談だと吸い込まれたとこで終わるような気がするが、その後のシーンがあるのがクトゥルフっぽさなのかと思った。
「誰が猫を殺したか」狐屋
猫目線のファンタジーっぽい雰囲気の作品。缶切りって用語とか、三つ名前があるとか面白いなと思ったけどなんかそういうTRPGがあるっぽいな(よくわかってない)。スミレのキャラづくりとかよく出来ていて楽しかった。最後ジンバについて触れてほしいなと思った。
「千冬」志菩龍彦
お、百合か? まあガール・ミーツ・ガールということで。つまり百合です(本当か?)。 最初の挿話っぽい雰囲気作りのところがうまいのと、やっぱり不気味さとか狂気の表現がいいよなぁと思った。