えげつねえ!
読む前に1巻を読みなおしたんですが、やっぱり一番好きなのが「曲世ーーーーーーーーーーーッ!!!!」のシーンなんですけど、本巻でも「曲世ぇッ!!!!」で声出てしまったし、後半明らかにそれ意識的に使ってるよねっていうか「名を叫ぶことだけだった」とかもう狙いすぎだろ。本文に書かずに読者の脳内で「曲世ぇッ!!!!」を再生させるのやめろ。技術だと思う。技術?
もう「曲世ぇッ!!!!」と「正崎さぁん」だけのドラマCDを出してほしい。
絶対的なチート能力者っぽいのを出しても、それが(善かどうかはともかく)悪ではない、というのがこれまでの野崎まど作品だったと思います。1巻から本巻の途中までは、曲世が一体どうなのか(どちらなのか)、あるいはひょっとすると彼女は彼女なりの何か理念を持って行動していて、そこに着地点があるのか、みたいな読者の希望を見事に打ち砕く、悪。ここからどのような結末を迎えるのかとても楽しみです。早くだして。