01_読感【感想】『塩と運命の皇后』ニー・ヴォ 金子ゆき子訳 主人公を同じくするファンタジー中編二本。「塩と運命の皇后」では、相棒である歴史を記憶する鳥、オールモスト・ブリリアントとともに歴史収集の旅をする聖職者チーが、亡き皇后の侍女だったという老婆から思い出の品について話を聞いていく。「虎が山から下...2023.08.0501_読感
01_読感【感想】『パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992-95』法月綸太郎 先日ロス・マクドナルドトリビュートアンソロジー『黒い背表紙の探偵』をロス・マクドナルド読んでないのに読んだら、ロスマクはいいとして法月綸太郎は読みましょうという情報が寄せられたため(いやロスマクもよくはないんじゃないか)、読んだ。良かった。...2023.02.1901_読感
01_読感【感想】『HELLO WORLD』 野崎まど 私は野崎まど先生をリスペクトしているので新刊を読みました。普通に面白く、普通に良かったです。この、アニメ映画向けに書きましたよ感すごい。こうポスト「君の名は」といえば聞こえが良いが要するに二匹目のドジョウ狙いが群雄割拠するアニメ映画界におい...2019.06.2301_読感
01_読感【感想】『海を見たことがなかった少年―モンドほか子供たちの物語』 Le Clézio 豊崎光一・佐藤領時訳 何しろ夜が明けるだけで4ページほどかかったりするのでかなり読みにくいのですが、しかし何年かぶりにもう一度読んでみると最高案件であると言わざるをえない部分もあり、おすすめです。通底するのは子供の視線、太陽の反射、原野の上を飛ぶジェット機。比較...2015.04.1101_読感
01_読感【感想】『チグリスとユーフラテス』 新井素子 話としては、とても面白い小説だった。 だが。 だが、やはり私には、この文体がちょっと気に入らなかった。いや、ちょっとなんてものではない。 私にはどうしても。 受け入れられなかったんだよう! まあこういう文体でした。一人称の時の文体が気に入ら...2008.09.1001_読感