ハヤカワ文庫

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【感想】『誤解するカド ファーストコンタクトSF傑作選』 野﨑まど・大森望 編

ファーストコンタクトSF傑作選。言うほどファーストコンタクトじゃないのでは……。 筒井康隆「関節話法」  いきなりファーストじゃないじゃん。でもすごい。ギャグをここまで広げていけるのさすがの手腕だな……。 小川一水「コズミックロマンスカルテ...
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【感想】『2010年代海外SF傑作選』 橋本輝幸 編

2000年代~から続けて読むと、2010年は混沌の年代だった……というのはいまが2020年代初頭だからそういうバイアスが掛かって見えるというのが多分にあるんだろうけど、でもそう感じた。特に前半に2010年代感を強く感じる作品が並んでいた気が...
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【感想】『全滅領域』『監視機構』『世界受容』(サザーン・リーチ) ジェフ・ヴァンダミア 酒井昭伸 訳

サザーン・リーチ (全3巻) Kindle版 (amazon.co.jp)  良い小説だ……。  神ゲー『CONTROL』が影響を受けているという話(たとえばこの記事)を聞いて読みました。確かに人物造形とか空気感で影響を受けている部分がかな...
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【感想】『2000年代海外SF傑作選』 橋本輝幸・編

傑作揃いだ。 『ミセス・ゼノンのパラドックス』エレン・クレイジャズ  一発ネタなんだけど持って行き方が小気味よくて好き。これを先頭に配置したアンソロジーの勝利。 『懐かしき主人の声(ヒズ・マスターズ・ボイス)』ハンヌ・ライアニエミ  動物サ...
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【感想】『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』 宮澤伊織

ずっと気にはなっていました。怪異とかネットロアとかを扱っていて百合らしいと。それ好きなやつじゃないかと。都市伝説を扱って百合を目指した小説を書いていたときに方向性が近いと言われたこともありました。それなのに今まで読まなかったのはなんとなくW...
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【感想】『華氏451度』 Ray Bradbury 伊藤典夫訳

洒落臭い表紙の新訳。実は読んだことが無かった。  思ったよりよくわからないというか意識が解離してる描写が多くてこれどうするんだよと前半は思っていた。でも後半で急にディストピア物のテンプレ感が出てくる……というのは多分逆で、これが本家でインス...
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【感想】『象られた力 kaleidscape』 飛浩隆

ぞ、象られた力……。  短編4編。最初の『デュオ』が良かった。かなり読ませる。敵(?)の強さのほどよい感じが良いし、音楽周りの設定と描写がばっちり決まっていて、登場人物の配置に無駄がなくて光っている。すごく好き。『呪界のほとり』『夜と泥の』...
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【感想】『オニキス』 下永聖高

短編5編。どれもSFとして(最後のは違うか)アイデアが良くて、描写も鮮烈な感じがする。特に『オニキス』と『三千世界』は良かった。チートコードみたいな雑だけど丁寧な設定良いよね。ただオチが弱いというかもう一ひねり欲しかった感じがあった。
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【感想】『マルドゥック・スクランブル』 冲方丁

マルドゥック・スクランブル (全3巻) Kindle版 (amazon.co.jp)  熱い小説だった。カジノシーンめっちゃ長い。カジノだけで一冊分くらいあるだろ。しかしそのカジノが面白い。物理的なやつから始まって最後ブラックジャックに行く...
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【感想】『ヨハネスブルグの天使たち』 宮内悠介

落ちる少女ロボットSF連作。ロボットの使い方が面白く、連作の繋がり方も絶妙な具合だったように思う。今度はこう落ちるのか、みたいな。落下を書きたいというところにSFを後付していくような感覚。というか設定は意味不明でツッコミどころ満載であり、真...