01_読感

【感想】『幽霊屋敷小説集 パイロット版』 アーカイブ騎士団

第三十一回文学フリマ東京にて入手。幽霊屋敷をテーマとする(?)小説3編。うち1編未完。パイロット版というのはその1編が完成したら完成版になるのか他に作品が増えるのか……それもまた楽しみですね。完成版楽しみです!!!時がねじれた家(高田敦史)...
01_読感

【感想】『WORK マンモス大合成』 グローバルエリート

第三十一回文学フリマ東京にて入手(第八回大阪の新刊)。高品質なSFが載っている! 面白かったのであえて書くのですが、以下の感想には、核心的なところは避けるけどネタバレ要素あります。電子版制作中とのことなので、興味がある人はそちらを待って入手...
01_読感

【感想】『人類の滅んだ世界の片隅で、犯『人』を指摘するメイドロボ』 ソルト佐藤(手打ちそば四畳庵)

第三十一回文学フリマ東京にて入手(第二十四回の新刊)。フーダニットなんだけどそもそも人類が滅んでるからWhoの対象が無いという短編。ロボット三原則破ってるはずだぞという不可能犯罪的な変則ミステリは結構よくある気がするけど、Whoが無いですっ...
99_雑感

文フリありがとうございました

第三十一回文学フリマ東京に参加しました。東京開催は5月が中止されたので1年ぶり、感染対策をしながら、というこれまでとは違った形でしたが、まずは無事開催できて良かったと思います。事務局の皆様本当にありがとうございました。 開催時間を変更して時...
01_読感

【感想】『Story in the Vendor』 えびてんロケット

第三十一回文学フリマ東京にて入手。自動販売機(で売っている飲み物)を一つずつフィーチャーした短編10本(作者2名による連作。BOOTHとかに8本って書いてあるけど、10本ですよね)。どれも短くショートショート的な感じなので、さらっとした読後...
01_読感

【感想】『灯し火の少女アナ』 ミド(ナイスボート観光)

第三十一回文学フリマ東京にて入手。吸血鬼モノのキーワードで目につき、『児童書を装った対独プロパガンダ小冊子をイメージして書いた小説』という珍妙な設定で購入に至りました。読んでみると、実際に童話テイストの構成と語り口だがプロパガンダ感がすごい...
01_読感

【感想】『温泉×百合×SFアンソロジー』さわばた/Fuminity(津島重工)

第三十一回文学フリマ東京にて入手。SFで温泉の百合のやつだ! いいよね! ということで入手。コピー本ですが文庫サイズで丁寧な作り、それ故に少部数だったのかと思うので早々に完売されていたようでした(スペースが実質お隣だった。ありがとうございま...
01_読感

【感想】『くらがり』 雨下雫(C1講義室)

第三十一回文学フリマ東京にて入手。『くらがり』『午前二時三十三分の本棚』の短編2編。いずれも不思議で静かな触感のお話で、好きです。『くらがり』は謎の真っ黒の掛け軸に魅入られた男の話。ああ、この空気感本当憧れてしまうよなぁ、といつもながら思い...
03_作品

ねじれ双角錐群の神待ちSF『心射方位図の赤道で待ってる』読書会レジュメ

文芸同人ねじれ双角錐群では毎回作った小説合同誌の読書会を実施しており、最近は事前に共同編集のページでわいわいレジュメを書いて、そのあとWeb上でそれを見ながらああだこうだ議論するというスタイルが固まっています。 さて、この度、群活PRの一環...
01_読感

【感想】『天になき星々の群れ―フリーダの世界』 長谷敏司

そこまで自分には迫ってこなかった。題材は結構好きなんだけど、技術の追いついてなさを感じた(主人公の目的がよくわからなくて話の牽引が弱い、メイン2人以外の区別があんまりつかない特に男性キャラ、とか)。同じ作者の『BEATLESS』はすごく良か...
03_作品

奇祭SF合同誌『来たるべき因習』 11/22文フリ東京にて!

Strange Festival×Speculative Fiction 奇祭が奇想と出会うとき、やがて積もり、いつか結び、かねて繰り返される因習が、未来からの手引きとなってわたしたちの延長線上に蠢きはじめる。虚構の語りに踊る創作群が祭り囃...
01_読感

【感想】『まほり』 高田大介

Amazon.co.jp: まほり : 高田 大介: 本 めちゃめちゃめちゃめちゃ面白いです絶対読めいますぐ読め!!! 自分的にクリーンヒットです。 伝奇ミステリ長編。説明のつかない不気味さが分厚い資料(テキスト)に彩られて濃密に組み立てら...
01_読感

【感想】『華氏451度』 Ray Bradbury 伊藤典夫訳

洒落臭い表紙の新訳。実は読んだことが無かった。 思ったよりよくわからないというか意識が解離してる描写が多くてこれどうするんだよと前半は思っていた。でも後半で急にディストピア物のテンプレ感が出てくる……というのは多分逆で、これが本家でインスパ...
01_読感

【感想】『ミザリー』 Stephen King 矢野浩三郎訳

怖すぎる!!!! またなんで買ったのか覚えてない系の積読消化。映画は見てない。作家が狂ったファンに監禁される話なのは覚えてたけど、そんな怖いやつだと思ってなかったから、え、そこまでやる? え? マジ? となってしまった。ガチの怖いやつ。狂気...
01_読感

【感想】『丸太町ルヴォワール』 円居挽

昔懐かしい香りがする……。変な名前のキャラが無駄な話をしているパートはなんか色んなもの(婉曲)を劣化させたみたいな感じ(婉曲)になっててちょっとつらかった。1章で挫折した読者の屍が見える見える……。しかし後半、双龍会とかいうトンデモバトルが...