01_読感 【感想】『バビロン 1 ―女― 』 野崎まど 僕の中で2014年ベスト作家(自分が読んだ年基準)である野崎まど先生の新刊なのでもちろん秒速で買って1.5ヶ月積んでたんですが、読みました。 攻めすぎだろ。 まず主人公がおっさんなんですよね。あとなんですかこのあらすじ。「東京地検特捜部... 2015.12.07 01_読感
01_読感 【感想】『東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる』 森橋ビンゴ 前作 面白かった。結構怖くないかとも思った。引き続き、恋人のことがわからないという話が延々描かれ、無口無表情何考えてるかわからないヒロインの心情が、しかし読者に対しては彼女の小説が挿入されるという方法で開示されるというポルノめいた(褒め言... 2015.11.03 01_読感
01_読感 【感想】『南極大陸に立つ―私の南極探検記』 白瀬矗 南極探検家、白瀬矗の自伝。なかなかに壮絶なことがさらりと書いてあったり、一方これは盛ってないかみたいなシーンもあり(講演会の熱狂ぶりの描写力はいりすぎでは)。大和雪原、調べると大陸ではなく棚氷の上だったとあり、ちょっと悲しいところ。 2015.10.30 01_読感
01_読感 【感想】『半分の月がのぼる空』 橋本紡 むかし電撃文庫の原作を読んだもののリメイク版。文章や構成も書き換えているらしいがそこは違いが分かるほど原作の方をはっきり覚えていなかったので、主な相違は伊勢の人たちは伊勢弁で喋ること。べつに伊勢弁で喋っても全く違和感はなかった。というかこの... 2015.10.25 01_読感
01_読感 【感想】『比類なきジーヴス』 P. G. Wodehouse 森村たまき訳 比類なきジーヴス (ウッドハウス・コレクション) | P.G. ウッドハウス, Wodehouse,Pelham Grenville, たまき, 森村 |本 | 通販 | Amazon 英国系コメディそのまんまというか、大衆娯楽小説のお手... 2015.10.17 01_読感
01_読感 【感想】『東京奇譚集』 村上春樹 Amazon.co.jp: 東京奇譚集(新潮文庫) 電子書籍: 村上春樹: Kindleストア 村上春樹的短編小説として非常にクオリティが高いのが「ハナレイ・ベイ」。なんといってもこの最後の一段落、一文、というか一単語。こんなのずるいだろ... 2015.10.02 01_読感
01_読感 【感想】『ソラリス』スタニスワフ・レム 沼野充義訳 ソラリス (ハヤカワ文庫SF) | スタニスワフ レム, 沼野 充義 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon 面白すぎる。最初はSFをメタ的に使いつつミステリっぽいことをするのかと思いそこでワクワクし、と思ったらロ... 2015.09.26 01_読感
01_読感 【感想】『ふたりの距離の概算』 米澤穂信 Amazon.co.jp: ふたりの距離の概算 「古典部」シリーズ (角川文庫) 電子書籍: 米澤 穂信: Kindleストア いいタイトルだ。大日向氏つよすぎるでしょう。遠まわりする雛みたいなのを書いておいて次巻でこういうのを入れてしま... 2015.09.22 01_読感
01_読感 【感想】『遠まわりする雛』 米澤穂信 あれーなんかすごい面白くなってるーという感覚。中高生な感じがすごい。青春っていうよりももっと濁っててきれいなんだけど。表題作。遠まわりする雛。うーむ。なんかしらんけど読むまで鳥の雛しか想像してなかった。違った。でも英語タイトル……。ともかく... 2015.09.15 01_読感
01_読感 【感想】『スワロウテイル人工少女販売処』 籘真千歳 あらすじの大体嘘だろ感。公式のあらすじよりももっとサイバーパンク感があります。 とても面白く楽しめました。こういうこてこてのくせのある感じ好き。ルビバラマキ系と強引アクロニム系も好き。赤色機関無理あるだろ。〇六式無人八脚対人装甲車のフェチ... 2015.08.10 01_読感
01_読感 【感想】『東雲侑子は短編小説をあいしている』 森橋ビンゴ Amazon.co.jp: 東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版 (ファミ通文庫) 電子書籍: 森橋 ビンゴ, Nardack: Kindleストア 見えないこと、疑うこと、そのあたりが正しくとても良く出来ていると思った。その前提... 2015.07.26 01_読感
01_読感 【感想】『アイの物語』 山本弘 作中作形式で人工知能モノの短編を合わせて一つの長編としてあるのだけれど、その形式である必要がそんなに感じられなかった。『詩音が来た日』と表題作の『アイの物語』がとてもおもしろかったので、前半を冗長に重ねられるよりもこの二つに集中できたほうが... 2015.07.14 01_読感
01_読感 【感想】『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 Philip K Dick 浅倉久志訳 映画ブレードランナーとはだいぶ違うとは聞いていたけど全然違ったしめちゃめちゃ面白かった。マーサー教とイジドアの使い方すごすぎないか。あと感情移入検査のシーンぶん殴り方がすごい。自分に使えんのかよ。昔っぽいややゆっくりした展開ながらも、レイチ... 2015.07.03 01_読感
01_読感 【感想】『クドリャフカの順番』 米澤穂信 よく作りこんでいるなぁと思った。冷静に考えるとアンフェア要素もあるけどまあフェアさを重視する作品でもないし楽しめばいいのだろう。よく作られている。あとヒロインの一人称でヒロインがかわいいのはすごい。 おそらくこの苦味みたいなものがシリーズ... 2015.06.26 01_読感