01_読感 【感想】『〔少女庭国〕』 矢部嵩 思考実験っぽい小説。奇怪。密室バトルロワイヤルモノかと最初は思わせ、ループモノかと思わせ、しかし読み進めるにつれてそういう作品ではないことが感じられてくる。実験というか、観測というか。と思ったら最後の方エモくなるの好き。基本的にはクソ小説だ... 2019.02.08 01_読感
01_読感 【感想】『波の手紙が響くとき』 オキシタケヒコ 筐底のエルピスシリーズで今をときめく作家オキシタケヒコ先生の「音」をテーマにしたSF小説。4本の連作短編。4本合わせていい感じに長編というか、一冊に話がまとまっているような感じもしつつ、話の構成というかギミックは四者四様。「エコーの中でもう... 2019.02.04 01_読感
01_読感 【感想】『改訂 雨月物語 現代語訳付き』 上田秋成 鵜月洋(訳注) 改訂 雨月物語 現代語訳付き (角川ソフィア文庫) | 上田 秋成, 鵜月 洋 |本 | 通販 | Amazon 2019.02.02 01_読感
01_読感 【感想】『にんぎょばなし』 戸田鳥 無料キャンペーンを拝見して。 人魚にまつわる5つの掌編。人魚の概念は作品間で個別、かと思いきやつながりを感じさせるような話もあったりして、全体としてのバランスと言うか雰囲気が魅力的でした。『人魚とダンス』がおはなしとしては一番好き。『竜宮... 2019.01.29 01_読感
01_読感 【感想】『筺底のエルピス 6 -四百億の昼と夜-』 オキシタケヒコ いま最も熱いシリーズ継続中のSFラノベ。今回もまあ「は?」感がすごいから今すぐ全人類が読むべき。前半はまあなんだかんだ言って順当というかなるほどねという感じはあったけど、後半はだからこそという形でこのクリフハンガーは良すぎるし、二秒以内に続... 2019.01.27 01_読感
01_読感 【感想】『占領都市―TOKYO YEAR ZERO〈2〉』 David Peace 酒井武志訳 やばすぎる小説の二作目。前作は小平事件、今作は帝銀事件。事件そのものの闇の深さとして、帝銀事件はより闇が深いということもあって、前作で見られた狂気の表現は引き続き研ぎ澄まされつつも、より事件そのものの描き方にシフトしているように感じた。前作... 2019.01.22 01_読感
01_読感 【感想】『宝石の翼 セリエルの空』 藤あさや 第二十七回文学フリマ東京にて入手。同じSF列であらすじで気になっていたのと、拙作の感想をいただいたことがあったので。上記はKindle版。 "臍玉"を持つ選ばれた少年だけが操ることのできるエーテル機関を搭載した戦闘機で戦うファンタジー架空... 2019.01.03 01_読感
01_読感 【感想】『『百年の孤独』を代わりに読む』 友田とん 第二十七回文学フリマ東京にて入手。タイトル買い。正確に言うと、タイトルで絶対面白いでしょと思ってパラパラめくったらどう考えても百年の孤独と関係なさそうな画像が挿絵として入ってたので面白いに違いないと思って購入。 その名の通り、ガルシア=マル... 2018.12.24 01_読感
01_読感 【感想】『息 -Psyche- vol.2』 アナクロナイズド・スイミング 第二十七回文学フリマ東京にて入手。架空の翻訳というテーマ設定が面白そうだったので。テーマに吸引力がある合同は強い。『中東の『話屋』から聞いた物語』梅宮 もういきなりめちゃめちゃ面白いですね。物語を研究した人の話が、最後に反転して物語に飲まれ... 2018.12.24 01_読感
01_読感 【感想】『祝祭』 セロトニン工場 第二十七回文学フリマ東京にて入手。ブースに行ったときにドストエフスキー『悪霊』がどうとかというのとアンナ・カヴァン『氷』がどうとかという文字列が見えて面白そうだったので。「祝祭」という共通テーマで書かれた短編ということですが、祝祭という単語... 2018.12.24 01_読感
01_読感 【感想】『BEATLESS』 長谷敏司 Amazon.co.jp: BEATLESS 上 (角川文庫) 電子書籍: 長谷 敏司: Kindleストア なんか前からいつか読んだほうが良さそうだと思ってたけど読んでなかったけど布教されたので読みました。普通に面白かった。なんか読んで... 2018.12.22 01_読感
01_読感 【感想】『怪し噺』『怪し噺 弐』 大和愛(大和堂) 第二十七回文学フリマ東京にて入手(引用ツイートは書影がちょうどよかったので過去のものです)。 江戸時代の怪談(現代で言うホラーというよりは、怪異譚)を現代語訳したもの。読んだことのない話ばかりで楽しめました。弐の方が好きな話が多かったように... 2018.12.16 01_読感
01_読感 【感想】『鈴ヶ森ノスタルジー/探検部の花子さん』 雨下雫/小島宇良(C1講義室) 第二十七回文学フリマ東京にて入手。文庫版両A面仕様。『鈴ヶ森ノスタルジー』は、雨下さんの作品を何作か読んでいるともはや定番となった京急要素、無用者要素、そしてこの(なんて表現が良いのかわからん)ヒロイン像の揃った楽しい非日常小説。オンの設定... 2018.12.16 01_読感
01_読感 【感想】『モンスター小説集』 アーカイブ騎士団 第二十七回文学フリマ東京にて入手。上記はKindle版。 ハチャメチャに面白いモンスター小説。四編収録されていますが二編は超短編、二編が中くらいの長さの短編。どれもレベルが高く、どれもレベルが高いです(語彙のレベルが低い人)。某氏からおす... 2018.12.08 01_読感
01_読感 【感想】『bnkrR vol.15 三人組』 第二十七回文学フリマ東京にて入手。8つの短編を収録。表紙の女の子が持ってるやつなんだろう? 今回のテーマは三人組ということで、難しそうなお題だけど、ズッコケ三人組のイメージというか三人が協力してなにか解決したりする話が多そうかな、と思ったが... 2018.12.08 01_読感