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【感想】『葉桜の頃 桜葉の味』 堺屋皆人

第8回Text-Revolutionsで入手。 和菓子をお題に書かれたミステリ調短編。安楽椅子探偵系日常の謎? ミステリ調と自称している通り、別に込み入ったトリックとか謎解きがあるわけではないのだけれど、ミステリの文脈を活かしつつ、丁寧な描...
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【感想】『アンチ文化侵略』 田畑農耕地

第8回Text-Revolutionsで入手。 ショートショート7編を収録。いずれもコンパクトにまとめてオチのある、ショートショートらしさというか、安心して読める感じがあり好感が持てました。好きだったのは『井の中の魔法の海』で、これだけ一段...
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【感想】『台車は虚空の死体を運ぶ』 雲鳴遊乃実

第8回Text-Revolutionsにて入手。 宇宙で死体を台車で運ぶ話、という引きが強すぎて表紙の情報が入ってこないので、読み終わった後に表紙を見たら宇宙に台車があって笑ってしまうという構造になっていた(?)。対置される決して死なない男...
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【感想】『虚構推理』 城平京

虚構推理 (講談社タイガ) | 城平 京, 片瀬 茶柴 |本 | 通販 | Amazon   アニメ化が決まって話題になっているときに読んだことないって言ったらそんなわけ無いだろ的な反応をいただいたのでキャッチアップするために読みました。そ...
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【感想】『スペクトラルウィザード』 模造クリスタル

Kindle版のセールで。  とても良い。魔術師ギルドの栄華が終わってしまったあとというのがらしさがあり、良い空気感になっている。カオスのミュージカルパート好き。
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【感想】『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』 西尾維新

なぜ平成最後の年にこれを初めて読むことになっているのかよくわからないけど読みました。構成的には好きなやつで、まあ楽しいんだけど、流石に冗長なきらいはあり、まあ戯言だって言ってるから別に良いのか……? どうしても殺人事件とかの話になってしまう...
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【感想】『〔少女庭国〕』 矢部嵩

思考実験っぽい小説。奇怪。密室バトルロワイヤルモノかと最初は思わせ、ループモノかと思わせ、しかし読み進めるにつれてそういう作品ではないことが感じられてくる。実験というか、観測というか。と思ったら最後の方エモくなるの好き。基本的にはクソ小説だ...
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【感想】『波の手紙が響くとき』 オキシタケヒコ

筐底のエルピスシリーズで今をときめく作家オキシタケヒコ先生の「音」をテーマにしたSF小説。4本の連作短編。4本合わせていい感じに長編というか、一冊に話がまとまっているような感じもしつつ、話の構成というかギミックは四者四様。「エコーの中でもう...
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【感想】『改訂 雨月物語 現代語訳付き』 上田秋成 鵜月洋(訳注)

改訂 雨月物語 現代語訳付き (角川ソフィア文庫) | 上田 秋成, 鵜月 洋 |本 | 通販 | Amazon
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【感想】『にんぎょばなし』 戸田鳥

無料キャンペーンを拝見して。  人魚にまつわる5つの掌編。人魚の概念は作品間で個別、かと思いきやつながりを感じさせるような話もあったりして、全体としてのバランスと言うか雰囲気が魅力的でした。『人魚とダンス』がおはなしとしては一番好き。『竜宮...
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【感想】『筺底のエルピス 6 -四百億の昼と夜-』 オキシタケヒコ

いま最も熱いシリーズ継続中のSFラノベ。今回もまあ「は?」感がすごいから今すぐ全人類が読むべき。前半はまあなんだかんだ言って順当というかなるほどねという感じはあったけど、後半はだからこそという形でこのクリフハンガーは良すぎるし、二秒以内に続...
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【感想】『占領都市―TOKYO YEAR ZERO〈2〉』 David Peace  酒井武志訳

やばすぎる小説の二作目。前作は小平事件、今作は帝銀事件。事件そのものの闇の深さとして、帝銀事件はより闇が深いということもあって、前作で見られた狂気の表現は引き続き研ぎ澄まされつつも、より事件そのものの描き方にシフトしているように感じた。前作...
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【感想】『宝石の翼 セリエルの空』 藤あさや

第二十七回文学フリマ東京にて入手。同じSF列であらすじで気になっていたのと、拙作の感想をいただいたことがあったので。上記はKindle版。  "臍玉"を持つ選ばれた少年だけが操ることのできるエーテル機関を搭載した戦闘機で戦うファンタジー架空...
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【感想】『『百年の孤独』を代わりに読む』 友田とん

第二十七回文学フリマ東京にて入手。タイトル買い。正確に言うと、タイトルで絶対面白いでしょと思ってパラパラめくったらどう考えても百年の孤独と関係なさそうな画像が挿絵として入ってたので面白いに違いないと思って購入。 その名の通り、ガルシア=マル...
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【感想】『息 -Psyche- vol.2』 アナクロナイズド・スイミング

第二十七回文学フリマ東京にて入手。架空の翻訳というテーマ設定が面白そうだったので。テーマに吸引力がある合同は強い。『中東の『話屋』から聞いた物語』梅宮 もういきなりめちゃめちゃ面白いですね。物語を研究した人の話が、最後に反転して物語に飲まれ...