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【感想】『国歌を作った男』宮内悠介

Amazon.co.jp: 国歌を作った男 電子書籍: 宮内悠介: Kindleストア 短篇集。設定や導入は良いなと思うけれど終わり方にあまりピンとこない作品が多かった(好みの問題のように思う)。「三つの月」は、小さなクリニックを持つ精神科...
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【感想】『パンダ・パシフィカ』高山羽根子

パンダ・パシフィカ | 高山 羽根子 |本 | 通販 | Amazon 特別親しくもないバイト先の同僚・村崎さんが海外で面接を受けに行く間、家にいる動物の世話をして欲しいと頼まれた女性・モトコが主人公。マンションの村崎さんの部屋に入ると、人...
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【感想】『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』円城塔

コード・ブッダ 機械仏教史縁起 | 円城 塔 |本 | 通販 | Amazon 2021年、勘定系システムをその祖にもつコードがブッダを名乗り、後にそれはブッダ・チャットボットと呼ばれる。ブッダ・チャットボットはわずか数週間の後に寂滅し沈黙...
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【感想】”Authority” by Jeff VanderMeer

Amazon | Authority (Southern Reach, 2) | Vandermeer, Jeff, Jemisin, N. K. | Horror Annihilationを読んでから、この調子で読んでいってAbsolut...
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【感想】『冬期限定ボンボンショコラ事件』米澤穂信

Amazon.co.jp: 冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫) : 米澤 穂信: 本 堤防道路でひき逃げに遭い、脚の骨を折って入院生活を送ることとなった小鳩。枕元にはどうやら彼が寝ている間に見舞いに来ているらしい小佐内さんから、...
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【感想】『小説』野﨑まど

小説現代 2024年10月号 | 講談社 |本 | 通販 | Amazon 小説現代で読んだ。単行本は11月発売予定。 小説を読むことが全てだった少年・内海は、小説を通じて初めてできた親友・外崎と二人、小学校の近くの謎の屋敷に住んでいるのが...
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【感想】『留年百合アンソロジー ダブリナーズ 卒業延期DLC』ストレンジ・フィクションズ

『留年百合アンソロジー ダブリナーズ』のDLC。DLCってなんだよ。本誌の締切に間に合わなかった原稿の敗者復活戦と、追加でもう一本書こうという意欲者の作品が収録されています。同人誌におけるDLCという概念、画期的な発明だな……。入ヶ岳愁「ス...
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【感想】『喪われた感情のしずく』稲田一声

Amazon.co.jp: 喪われた感情のしずく-Sogen SF Short Story Prize Edition- 創元SF短編賞受賞作 電子書籍: 稲田 一声: Kindleストア※紙魚の手帖Vol.18に掲載。上記は単話のKind...
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【感想】『ドンキー・アーカイヴ 第2回配本』

文学フリマ東京38にて入手。正式な書名がわからなかったけどWebカタログの表記を採用した。第1回配本も面白かったですが今回さらに良かったと思いました。 稲田一声「三秒」は、小説の全体が三秒間であるという作品。何でそれが実現できるのかというと...
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【感想】『きずあと/パンダの中には』小島宇良/雨下雫(C1講義室)

文学フリマ東京38にて入手。 小島宇良「きずあと」は、中学のときに兄を事故で亡くし、そのときに自身の膝についたきずあとをスカートの丈を伸ばして隠している主人公が、留年して一つ年上の同級生・朝美に、きずあとを見せて欲しいと頼まれることからはじ...
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【感想】『知らない本の見つけ方—雑談・検索・選書』「作家の手帖」編集部

文学フリマ東京38にて入手。「雑談」「検索」「選書」をキーワードとする三本の記事を収録。なかでも「検索」にあたる「「自分ひとりの部屋」からはじめる文献調査」(小澤みゆき)がとても面白かった。ヴァージニア・ウルフを日本で最初に翻訳したとされる...
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【感想】『会話記録』r-906

CDアルバムと文庫本によるコンセプトアルバム。r-906さんの曲は「パノプティコン」、「まにまに」、「怪電話」などかっこいいスピード感とボカロ的絶唱感がとても好きでよく聞いています。今作はアルバムと小説による作品ということで、それがどういう...
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【感想】『テスカトリポカ』佐藤究

Amazon.co.jp: テスカトリポカ (角川文庫) eBook : 佐藤 究: Kindleストア 抗争で組織と家族を全て奪われただ一人生き延びたメキシコの麻薬密売組織のかつての幹部が、闇医者に身をやつしながらも心臓外科医として返り咲...
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【感想】『歌うカタツムリ 進化とらせんの物語』千葉聡

歌うカタツムリ 進化とらせんの物語 (岩波現代文庫 社会341) | 千葉 聡 |本 | 通販 | Amazon 生物の進化の研究における長い論争について、研究対象としてカタツムリが果たした役割の大きさをフィーチャーして辿っていく、サイエン...
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【感想】『海岸通り』坂崎かおる

Amazon.co.jp: 海岸通り : 坂崎 かおる: 本 海辺の老人ホームで派遣清掃員として週に三日だけ働く主人公は、毎日施設の外にあるニセモノのバス停でバスを待つ入居者のサトウさんに声をかけ、息子の嫁と勘違いされながら話をしている。と...