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【感想】『丸太町ルヴォワール』 円居挽

昔懐かしい香りがする……。変な名前のキャラが無駄な話をしているパートはなんか色んなもの(婉曲)を劣化させたみたいな感じ(婉曲)になっててちょっとつらかった。1章で挫折した読者の屍が見える見える……。しかし後半、双龍会とかいうトンデモバトルが...
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【感想】『首無の如き祟るもの』 三津田信三

首無の如き祟るもの (講談社文庫) | 三津田 信三 |本 | 通販 | Amazon   刀城言耶シリーズ3作目。といっても刀城言耶あんまり出ないんだけど、そのあんまり出なさが良い形で活用されててすごすぎた。  今回は初めから本文が連載小...
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【感想】『象られた力 kaleidscape』 飛浩隆

ぞ、象られた力……。  短編4編。最初の『デュオ』が良かった。かなり読ませる。敵(?)の強さのほどよい感じが良いし、音楽周りの設定と描写がばっちり決まっていて、登場人物の配置に無駄がなくて光っている。すごく好き。『呪界のほとり』『夜と泥の』...
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【感想】『ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか? ~好きになったJKは27でした~』 望公太

ドルチェグストのステマ。  最近のラノベは読まないのでよくわからないのですがみたいなことをいつも書く気がするけど別に昔のラノベはたくさん読んだわけでもないしラノベのことなんもわからん。実績のある作者の方らしいのでそうなるとこういう企画でこう...
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【感想】『姪探偵対腹踊り男』 ソルト佐藤

Text-Revolutions Extraにて入手。  豪華四分冊だったので届いた時点で面白かった(?)。今回は踊る人形パロディ。それが腹踊り男になるってどういう意味だよと思ったが、腹踊り男が首なしになって、最終的に予想外のところに接続し...
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【感想】『花のゆくえ』 佐々木海月

Text-Revolutions Extraにて入手。  長編SF。空気感が魅力的で良かった。SFっぽさが面白い案配というか、SFが全面に押し出されているわけでは決してないんだけど、多分惑星の自転公転とかの設定にかなり気を遣って書いている感...
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【感想】『殺戮にいたる病』 我孫子武丸

は????????? (以下ネタバレ注意)  これもまた例によって、なんで買ったんだったか忘れた積み本読書で(最近ほんとそういうのばっかりなんだよな)、なのでどういう話だったか覚えていない状態で読んでいて、いやこれなんで買ったの? なんか多...
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【感想】『おーりさんをさがせ!』 ソルト佐藤

Text-Revolutions Extraにて入手。フーダニットでもハウダニットでもホワイダニットでもない、ヒロインのおーりさんがどこへ行ってしまったのかを毎回探すという、ホエアダニットミステリ連作。まずそのカテゴリ設定が上手くて面白い。...
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【感想】『ライフ・ゴーズ・オン』 燐果

Text-Revolutions Extraにて入手。SFというかファンタジーというかSFというかファンタジーという、まあこの二つって方向性によってはかなり一体化するけど、一体化系の、短編集。ポストアポカリプス要素もある気がする。「夜を塗り...
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【感想】『神様のいない場所』 雲鳴遊乃実

Text-Revolutions Extraにて入手。震災関係。センシティブな題材であることは間違いなく、ダメな人もいるだろうとは思うけれど、自分は特にダメとは思わなかったし、ある種、誠実に書かれていると思う。他のボランティアへの視線とか、...
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【感想】『オニキス』 下永聖高

短編5編。どれもSFとして(最後のは違うか)アイデアが良くて、描写も鮮烈な感じがする。特に『オニキス』と『三千世界』は良かった。チートコードみたいな雑だけど丁寧な設定良いよね。ただオチが弱いというかもう一ひねり欲しかった感じがあった。
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【感想】『その日、朱音は空を飛んだ』 武田綾乃

その日、朱音は空を飛んだ (幻冬舎文庫) | 武田 綾乃 |本 | 通販 | Amazon  いやすごいっすよこれは。すごい作品だった。とりあえず黙って読んだ方が良いですよ。  途中まで、いやほとんど最後までこれはどういう話なのかよくわから...
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【感想】『プラ・バロック』 結城充考

前に、『躯体上の翼』を読んだときにめちゃめちゃ面白くてヤバいと思ったので、同じ作者の他の作品も読んでみるかと買って例によって長期間積んであった一作。悪くはなかったと思うけど残念ながら躯体上の翼ほどは楽しめなかった。躯体上の翼でハードルが上が...
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【感想】『インシテミル』 米澤穂信

タイトルを明示的に回収してくれ!!!!! ネタバレ注意。  なぜミステリにはミステリオタクが出てくるのかという話を突き詰めていったみたいな話で、まあこういう世の中になってくるとミステリオタクが出てこないとどうしようもないのかもしれないと思え...
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【感想】『ジム・スマイリーの跳び蛙: マーク・トウェイン傑作選』 Mark Twain 柴田元幸 訳

何かの資料として必要だったので買ってその部分読んで、結局資料としては必要なくなったので積んであったが、せっかくなので他の話も読んだ。  基本与太話方面なのに唐突にシリアスなやつが入ってくるのずるすぎるでしょ。 『ワシントン将軍の黒人従者――...