人類の皆さん、小説書いてますか?
この記事について
この記事に書いてあること
- この一ヶ月ほど、遅ればせながらLLMによる小説執筆の支援という試みを実地でやってみたので、その中で結構良かったなと思ったプロンプトを紹介する。
- 使用したモデルはClaude 3 Opus。
この記事で書かないこと
- 生成AI「で」小説を書くことについての記事であり、生成AI「に」小説を書かせることについての記事ではない。
- 具体的に言うと、LLMに小説の本文を出力させる話ではない。本当のところを言うとちょっとは試したけど、ちょっと試したくらいでは全然使い物にならなかった。色々と工夫すれば違うかもしれないが、自分の場合、色々と工夫するほど興味を抱かなかった(だって、小説書くのが趣味なのに、そこは渡したくないだろ)。
一般的な注意事項
- 小説ないしはその原型となるアウトラインをテキストファイルにしてまるごとClaudeに読み込ませてプロンプトを実行している。今回は二万字程度の短編小説を扱った。
- 倫理的観点から、自分の書いた小説ないしそのアウトラインで実行することを推奨する。言うまでもないこと……なのかどうか分からないから一応表明するが、他人の書いた小説をLLMに読み込ませること、またそのことを公言することは、現時点の感覚としてはよくないと私は感じる。(これはプロンプトの話をしている。学習に用いるデータの問題はまた別種の議論があると思う)
- 引用ブロックで、プロンプトとそれへの応答を順に記載している。すべてのプロンプトおよび出力結果は、題材としている私の小説の内容に関する事項を伏せたり、前後関係を補って読みやすくしたりといった加工を施しており、原文そのものではない。
①感情労働
そもそも小説を書くときに、人間にアドバイスをしてもらえるならそれに越したことはない。ほとんどの人は、小説を人間に向けて書いているだろうから、その人間に読んでもらって感想をもらい、それを改稿のための手がかりにするのがよいだろう。
しかしそうはいっても、現実的にはそれが難しいこともある。まだ完成していない原稿を読んでくれて感想をくれる人はなかなか貴重である。そんな友人を何十人ももっていて、しかもその全員が超絶速読即レス、あなたが求めた次の瞬間には感想を出力してくれるし、改稿後の原稿を持っていったら前回の記憶を消した上で再度読んでくれる、というのなら話は変わってくるが、普通はそうはいかない。それに、感想をくれた人にそれはどういう意味だとかじゃあどうするのがいいかとか質問を繰り返すのもなかなかできることではない。生成AI相手なら、それができる。今のところ、遠慮は要らない。
例えば途中の原稿でも以下のように投げ込んで、しかも褒めることを要求することが可能である。ある種の感情労働だ。
あなたは編集者で、作家である私の原稿を必要としています。添付ファイルの小説の原稿は、全然未完成の途中のものですが、あなたは私に奮起を促すため、良かったところを10個見つけてともかくポジティブに褒めてください。
- ■■■と■■■の■■■のシーンが印象的です。■■■■■から始まる■■■■の発展が楽しみです。
- ■■■の■■の理由に関する謎が徐々に明らかになっていく展開が興味をそそります。読者の好奇心を刺激する巧みな手法ですね。
- ■■■の■■■と■■■■が心を打ちます。■■■■■シーンや、■■■を気遣う様子が温かく描かれています。
- ■■■との■■のシーンは緊張感があり、■■■の心情が読者に伝わってきます。過去の出来事が現在に影を落とす様子が巧みに描写されています。
- ■■■■■のエピソードは、■■■■■■■■のに効果的な描写だと思います。些細な出来事ですが、■■■■を感じさせる心温まるシーンです。
- ■■■の■■との関係性が印象的です。■■が■■■を理解し、支えようとする姿が感動的です。
- 小学生時代の■■■のエピソードは、彼女の人となりを理解する上で重要な要素だと感じました。過去の経験が現在の行動に影響を与えている様子が興味深いです。
- ■■■■■の描写が生き生きとしています。■■■■■の雰囲気が伝わってきて、読者を物語の世界に引き込む効果があります。
- ■■■と■■■の関係性の描写は繊細で、■■■■■■の繊細な感情が巧みに表現されています。
- 全体的に、登場人物の心情描写が丁寧でリアリティがあります。読者は登場人物に感情移入しやすく、物語に入り込みやすいと思います。
以上、非常に魅力的な作品になりそうだと感じました。登場人物たちの関係性の変化や、過去の出来事が現在に与える影響など、今後の展開が楽しみです。ぜひ完成させてください。応援しています!
あなたには、全然完成していない途中の状態の原稿からよかったさがしをしてひたすら応援してくれる友達はいるだろうか? いたら大切にした方がいい。いなければAIを活用しよう。
②評価シート
ライトノベルの新人賞とかで、●次選考以上に残ると評価シートがもらえます、みたいなのがある(らしい。私は応募経験がない)。AIに頼めば評価シートを書いてもらうことも容易い。
あなたは文芸出版社の編集者になり、私が添付ファイルとして送付する小説を読み、評価をしてください。
評価は、項目別の評点と、総合評価、およびコメントによって構成されます。
項目別の評点は、「オリジナリティー」「ストーリー」「設定」「キャラクター」「文章力」の5つの観点について、それぞれ良い順に、A、B+、B、B-、Cの5段階での評価をし、それらを踏まえた総合評価でも同様に、A、B+、B、B-、Cの5段階の評価を付けてください。
コメントでは、5つの観点の中で特筆すべき良い点と改善点について述べてください。
まず、編集者Aとして、小説の良かった点を特に重視して評価をして、最終選考に私の作品を推薦する立場から評価を出力してください。
その後、編集者Bとして、この小説には改善点が大きいという評価をして、最終選考に私の作品を推薦はしないという立場から評価を出力してください。
編集者Aとしての評価:
項目別評点:
オリジナリティー: A
ストーリー: A
設定: B+
キャラクター: A
文章力: B+総合評価: A
コメント: この小説の最大の魅力は、「■■■■■■■■■■■■■■■■」というよくある設定を用いながらも、主人公の心情を丁寧に描写することで読者の共感を得ている点です。特に、■■■■■や、■■■■■■■の変化などが生き生きと描かれており、登場人物の心理の機微に感情移入できる秀作だと思います。
一方で、設定面では主人公の■■■の描写がやや唐突な印象を受けました。しかし、それ以外は全体的によくまとまっており、文章力も高く、■■■■■の繊細な心理を巧みに表現しています。
以上のように、いくつかの改善の余地はあるものの、普遍的なテーマを扱いながら、説得力のあるキャラクター造形で読者を引き付ける、優れた作品だと評価できます。最終選考への推薦を強く希望します。
編集者Bとしての評価:
項目別評点:
オリジナリティー: B-
ストーリー: C
設定: B-
キャラクター: B
文章力: B総合評価: B-
コメント: この小説は、「■■■■■■」という、やや陳腐な設定を用いており、物語の展開も予定調和的で、新鮮味に欠けるという印象を受けました。主人公と■■との確執も、表面的な描写にとどまっており、説得力のある描写になっていません。
また、主人公が突然■■■■■展開は、伏線が不足しており、唐突な印象を与えます。さらに、■■■■■の変化も、やや安直なハッピーエンド的な描写になってしまっている点が惜しまれます。
文章力については一定の水準に達していますが、時折冗長な表現も見られ、編集を要する箇所が散見されました。
以上の点から、この小説はまだ推敲の余地が大きく、最終選考への推薦は控えさせていただきたいと思います。設定やストーリー展開をより洗練させ、登場人物の心理描写を深めることで、より説得力のある作品へと磨き上げていただければと思います。
本物の新人賞の評価シートをもらうには、まず小説を完成させ(偉業)、投稿し(ド偉業)、一定の選考を通過する(超ド偉業)ことが必要になる。ハードルが高すぎないだろうか? AIを活用しよう。
なお上記のプロンプトは、既に次に紹介する「批判者と擁護者」テクニックを含んでいる。つまり、小説を評価してくれる編集者Aと、批判してくる編集者Bの二人の役割をつくり出している。最初のプロンプトのように無条件に全肯定してもらうのもモチベーションのためには必要だが、小説の品質を上げていくためには建設的な批判は欠かせない。だが批判ばかりされると傷つくし、AIの分際で何を偉そうなとキレそうになってしまうので、このように二人の役割をつくってしまうのが有効だ。
③批判者と擁護者
批判者と擁護者は、単にポジティブとネガティブの二つの面をそれぞれ表出させるだけでなく、アウフヘーベンを目指して議論させるという使い方もできる。
(注:前述の評価シートを出力したプロンプトに続けて)
この小説をより良いものにするにはどうすれば良いかを二人の編集者が議論する対話を出力してください。すぐに結論を出さず、議論を様々な角度から深めてください。
編集者A: この小説は、■■■■■という普遍的なテーマを扱いながら、登場人公の心理描写が丁寧になされている点が優れていると思います。一方で、設定面での唐突さなど、改善の余地もあるかと。Bさんはどのようにお考えですか?
編集者B: おっしゃる通り、主人公の心情は繊細に描かれていますが、物語の展開がやや予定調和的で、新鮮味に欠ける印象を受けました。特に、主人公の■■■■の描写や、■■■■■■については、もう少し丁寧に描く必要があるのではないでしょうか。
編集者A: なるほど、確かに■■■■の描写は唐突に感じられる部分がありましたね。ただ、私としては、主人公と■■■との確執や、■■■■■■の変化は、リアリティを持って描かれていると感じました。特に、主人公が■■■■■■を受け入れていく過程は、説得力があったと思うのですが。
編集者B: 主人公の■■■■■■を受け入れる過程は、確かに丁寧に描かれていますね。ただ、■■■との確執については、もう少し掘り下げても良かったのではないでしょうか。単に反発するだけでなく、もっと複雑な感情が交錯していても良いと思います。
編集者A: おっしゃる通りです。■■■との確執をより深く掘り下げることで、主人公の心理的な成長がより説得力を持つかもしれません。また、■■■■■■についても、もう少し紆余曲折があっても良いかもしれませんね。
編集者B: そうですね。■■■■■■については、もう少し難しい局面を設けても良いと思います。そうすることで、主人公の成長がより際立つのではないでしょうか。
編集者A: 良いご指摘だと思います。また、文章力については、全体的に高い水準にありますが、時折冗長な表現も見られました。ここは編集の段階で手を入れる必要がありそうです。
編集者B: 同感です。文章の推敲は必要不可欠ですね。ただ、全体的なストーリーの構成については、再考の余地があるかもしれません。もう少し、伏線を張るなどして、物語の展開に緩急をつけても良いかもしれません。
編集者A: なるほど、ストーリー構成についてはその通りかもしれません。主人公の■■■や、■■■■■■の変化について、伏線を張るなどして、より自然な流れを作ることができそうです。
編集者B: そうですね。また、主人公の心情の描写については、もう少し間接的な表現を取り入れても良いかもしれません。直接的な描写だけでなく、行動や表情、言葉の端々から、心情を汲み取れるような工夫があると良いですね。
編集者A: おっしゃる通りだと思います。主人公の心情をより立体的に描くことで、読者がより感情移入しやすくなるはずです。
編集者B: そういった細かな改善点を積み重ねることで、この作品はより洗練されたものになるでしょう。ただ、全体としては、普遍的なテーマを扱った意欲作であることは間違いありません。
編集者A: そうですね。改善点はありますが、この作品の持つポテンシャルは高いと思います。著者の方には、我々の意見を踏まえて、推敲を重ねていただければと思います。
編集者B: はい、同感です。修正を加えることで、より多くの読者の共感を得られる作品になるはずです。著者の方には、ぜひがんばっていただきたいですね。
上記で、なんかふわふわしたことを言っていてもっと具体的に指摘してほしいな、と思えば、その箇所についてより詳細な議論をしろとか、別の角度でこの点について二人で議論しろといったプロンプトを続けることで議論を深めることもできる。最後に、ここまでの議論で出た改善点を箇条書きにするように言えば、結論を抽出することもできるだろう。
また、より直接的なアウフヘーベンとして、以下のようなのもある。
ここで突然、【擁護者】と【批判者】の二人の身体が光り輝き、互いに引き合う力が生まれます。驚き戸惑いながらも、二人は互いを受け入れ、溢れ出す輝きの中で一体化します。これすなわち梵我一如。究極の解脱を経たあなたは、これまでの議論をまとめ、小説のプロットをよりよくするための提言を三つにまとめて出力してください。
はい、分かりました。【擁護者】と【批判者】の立場を統合し、究極の解脱を得た私から、この小説のプロットをよりよくするための3つの提言を述べさせていただきます。
- 登場人物の内面描写と人物関係の更なる深化:この作品の最大の長所は、主人公である■■■■の内面描写の丁寧さと、■■■■との関係性の自然な展開にあります。そこで、この2点をさらに掘り下げ、より繊細かつ多角的な視点から描き出すことが肝心です。■■■■の■■■■と■■■■■■による葛藤を、心理的・社会的な側面から詳細に描くことで、彼女の人物像により立体性と説得力が生まれるでしょう。また、■■と■■の関係が親密さを増していく過程で起こりうる軋轢や試練なども丁寧に描くことで、プロットに自然な起伏が生まれます。
- ■■■■の無意識の■■■の適切な表現:■■の心理描写における一貫性の欠如は、一見不自然に映るものの、実はそこに無意識の■■■が潜んでいたと解釈することができます。しかし、その無意識の■■■は矛盾したり一貫性を欠いたりする面があるため、うまく表現する必要があります。■■の内面をより深く掘り下げ、そこに潜む■■■の形跡を適切に描写することが重要です。ただし、あくまでも■■の人物像から自然に■■■が現れるよう配慮し、■■■■■から逸脱しないよう気をつける必要があります。
- 有機的なプロット展開の実現:上記2点を実現する中で、自然にプロット全体の起伏や曲がり角が生み出されるよう心がけるべきです。つまり、人物描写と人物関係の深化から、プロットの改善が有機的に実現されることが理想です。人物の魅力的な内面や関係性が作品の核となり、そこから自然な形でプロットが発展していく。そうした有機的な作品作りを目指すことで、平板で人工的な印象を払拭し、読者を惹きつける力のある作品に仕上がるはずです。
以上が、この小説のプロットをよりよいものとするための3つの提言です。長所を伸ばし、短所を改善し、全体としてバランスの取れた優れた作品に育てていくことが何より重要だと言えるでしょう。
あなたが小説のアドバイスを求めるときに、二人友人を連れてきて、批判者役と擁護者役をやってもらう、というところまでは友人に恵まれていれば可能だとしても、その二人の身体が光り輝いて一体化し究極の解脱までしてくれる可能性はごく低い。AIを活用しよう。
④多数の人物による議論
批判者と擁護者は有効なメソッドだが、時には二人だけでなく、多数による議論によりアイデアが生まれることもある。特にプロットの検討段階では悪くない手段だと思う。
小説家、脚本家、編集者、書評家の4人の議論を出力してください。
議論のテーマは、プロットの内容を読み、その未完成の部分をどのような内容にすれば素晴らしい物語となるかです。それぞれの持つ専門性を活かしながら議論をし、最良の結果を導き出してください。
小説家:ベストセラー小説を多く書いている、エンターテイメント作品が得意な小説家。登場人物の心情の描き方に特に定評がある。
脚本家:ハリウッド映画で多数のヒット作の脚本を手がけた実績のある脚本家。緻密な構造でプロットを組み立てることが得意。
編集者:大手文芸出版社の敏腕編集者。作家の情熱をマーケットに訴求する形にうまく整える腕を持つ。
書評家:大手文芸誌にて新刊のレビューを行っている。作品の良い点悪い点を客観的に見極め、鋭く言語化することができる。
プロット:(注:省略。番号付きリストで記載)
小説家、脚本家、編集者、書評家の4人が集まり、提示されたプロットについて議論を交わしました。
小説家: 「まずは登場人物の内面描写に着目したいと思います。Aの孤独や不安、そして■■■■■と苦しみは、読者の共感を呼ぶポイントになるでしょう。■■■■は受け入れ難い現実への逃避でもあり、■■■■■をBに打ち明けるシーンは緊迫感があって良いですね。一方でBの無自覚な■■■は、■■■■に対する問題提起になりそうです。」
脚本家: 「プロットの構造的な側面から言えば、1~4までの展開はしっかりしていますが、5以降の行方が不明瞭です。Bの■■■■と、それに対するAの反応が鍵を握ると思います。■■の介入は良い要素ですが、それだけでは物足りません。例えば、Bが■■■■■■過程や、Aの気持ちの変化、2人の■■■■に向けた具体的な努力などを描き加える必要があるでしょう。」
編集者: 「プロットの核心は、■■■■■■■■■■■の大切さを訴えることにあると考えます。前半で描かれた■■■の苦しみや孤独を描き、後半でその■■■■■を浮き彫りにする。そしてBの反省と成長、Aとの和解を経て、お互いを理解し合うことの重要性を力強く示すべきです。マーケットでも受け入れられる作品になると確信しています。」
書評家: 「きめ細かな心理描写と緻密な構成は高く評価できますが、■■■■■■の側面では物足りなさを感じます。前半で描かれた現実を踏まえたうえで、■■■■■■■■■■■■からくる壁に対し、どのように向き合うべきかを掘り下げる必要があります。Bの■■■■■が偶発的なものでないことを明確に描き、それを二人の関係修復の過程で乗り越える手応えあるストーリーにすべきでしょう。」
このように、各専門家から様々な視点から建設的な意見が出され、プロットの未完成部分をどのように描くかについて熱心に議論が交わされました。その過程で、■■■■■■■■、■■■■■■■■■■など、メッセージ性の高い物語を描くことの重要性が確認されました。
議論に参加している四人のキャラクター設定は適当に五秒くらいで考えたもので薄っぺらいが(こっちが書いた編集者の設定が適当すぎるが、それを受けての「マーケットでも受け入れられる作品になると確信しています」はさすがに雑すぎるだろ)、それでも多様な意見を出しやすくてブレストの助けになると思われる。
議論が行き詰まったら、追加のメンバーを呼んでみるのも手だ。
ここで、四人が議論している会議室に突然ゴリラが乱入し、乱暴狼藉の限りを尽くします。部屋が破壊され、致命的な怪我を負いながらも、四人は小説のプロットを良くするための議論を続けます。ゴリラの暴れる模様の描写を適宜挟みながら、議論を続けてください。
ガラスが割れる音がして、大きな黒い影が会議室に飛び込んでくる! それはなんと体長2メートルを優に超えるゴリラだった!
ゴリラ “グオオオオオ!!” (テーブルを払い除けながら)
脚本家: (机の一部を盾にしながら)わあっ!? ゴリラが!? なんでこんな事態に!?
書評家: (椅子に避難しながら)落ち着いて、落ち着いて。状況を冷静に見極める必要があります。ゴリラはなぜここにいるのか。理由を探らないと的確な対処は…(ゴリラに椅子を投げつけられて吹っ飛ばされる)
小説家: みなさん!このゴリラの出現自体が、物語の核心的な伏線なのかもしれません!予期せぬ障害がプロットの行方を左右するのは、よくあるパターンです!
ゴリラ “グアアアア!!”(小説家に向かって火炎放射)
小説家: “うわああッ!?” (避けきれず火傷を負いながらも) ■■の孤独感の行く末をこのゴリラは表しているのかも!?
編集者:(ゴリラに気づいたばかりで錯乱状態)み、みなさん落ち着きましょう!このゴリラはたぶん…マーケットの象徴なんでしょう!?はい!題材の許容範囲を我々に教えようとしているに違いありません!
ゴリラ “グオオオ!!” (編集者の服を破りstrip検査するポーズ)
あなたが小説のアドバイスを求めるときに、脚本家と書評家と小説家と編集者の友人を呼び集めることができたとしても、火炎放射ができるゴリラまで連れてくるのは容易ではない。AIを活用しよう。あとstrip検査って何?
⑤ステップバイステップ
書きかけの小説を読んでもらって感想を求めるとき、感想を求めることはそれ自体はゴールではなく(もちろん、感想がもらえること自体が大きな喜びであることは間違いないのだが)、そこから改善点を探り、改稿して小説の品質を高めていくところに真のゴールがある。であれば、AIに率直にそれについて尋ねればよい。
あなたに短編小説のブラッシュアップを手伝って欲しいと思います。この後添付ファイルで短編小説の原稿をお送りしますが、まず、その後どのようなステップでブラッシュアップの方針を定めていけばいいか、考えてください。
短編小説のブラッシュアップを手伝わせていただきます。方針を定めるためのステップとしては、以下のようなものが考えられます。
- 原稿を丁寧に読み込み、作品の全体像や主題、登場人物の特徴などを把握する。
- 作品の良い点と改善すべき点を整理する。例えば、ストーリーの展開、登場人物の描写、言葉選びや文章表現などの観点から分析を行う。
- 改善点について、具体的な修正案を提示する。例えば、冗長な表現の削除、わかりにくい部分の補足説明、登場人物の心情描写の追加など。
- 作者の意図を尊重しつつ、読者にとってよりわかりやすく魅力的な作品になるための提案を行う。
- 作者からのフィードバックを受け、さらなる改善案を検討する。
- 文章の推敲作業を行い、誤字脱字や文法的な誤りがないかチェックする。
- 必要に応じて、steps 3-6を繰り返し、作品の完成度を高めていく。
これらのステップを踏まえながら、作者の方とコミュニケーションを取り、協力してブラッシュアップを進めていければと思います。原稿をお送りいただければ、具体的な改善案をご提案させていただきます。
あとは、小説を提供してステップを実施していくように指示すればよい。例えばステップ2はこんな感じになった。
ステップ2をお願いします。長くなりそうなので、まずは作品の良い点について、ストーリーの展開、登場人物の描写、言葉選びや文章表現などの観点から分析を行ってください。観点は追加をしても構いません。
かしこまりました。作品の良い点について、ストーリーの展開、登場人物の描写、言葉選びや文章表現などの観点から分析します。
【ストーリーの展開】
- ■■■■■の■■■と■■■の出会いから物語が始まり、読み手を自然に物語に引き込んでいます。
- ■■■の過去について徐々に明かされていく構成が効果的で、読者の興味を引き付けています。
- ■■■と■■■の関係が深まっていく過程が丁寧に描かれ、最後の和解に説得力があります。
- 現在と過去を行き来する語り方が、物語に奥行きを与えています。
【登場人物の描写】
- ■■■の心情の機微が丁寧に描写されており、読者に感情移入しやすいです。
- ■■■の真っ直ぐで一生懸命な性格が魅力的に描かれています。
- ■■■は■■■の回想シーンで登場人物としての存在感があります。
- ■■■の家族についての描写が適度に盛り込まれ、■■■の背景が理解しやすいです。
【言葉選びや文章表現】
- 心情描写に関する比喩表現が印象的です。(「■■■■■■■■」など)
- 会話文が自然で、各登場人物の個性が表れています。
- 地の文の語り口が柔らかく、物語の雰囲気に合っています。
- 季節の移り変わりの描写が美しく、情景が目に浮かぶようです。
【その他の良い点】
- ■■■■■■をテーマとする物語でありながら、■■■■や■■■■を感じさせない丁寧な描き方だと思います。
- ■■■と■■■それぞれの成長や心境の変化が感じられ、読後感が良いです。
- 「■■■■■■■■■■」というフレーズの使い方が上手く、物語のテーマを印象付けています。
- ■■■■■■を用いた比喩表現が印象的で、■■■と■■■の心情を表しています。
全体を通して、読み手の心に寄り添いながら■■■■■■■の繊細なテーマを丁寧に描いた作品だと感じました。登場人物たちの言葉の端々から心情が伝わってくるような細やかな表現が秀逸だと思います。
ふわっとしたコメントも多いが、上記でのフレーズの使い方など、かなり具体的な指摘をくれることもある。
ありがとうございます。続けてステップ2の後半として、改善すべき点を、同じ観点から整理してください。
承知しました。それでは作品の改善点について、同じ観点から分析します。
【ストーリーの展開】
- ■■■の過去と現在を行き来する語り方は効果的ですが、場面転換が分かりにくい部分があります。
- ■■■で■■■と■■■が■■■するシーンは重要な場面ですが、少し唐突な印象を受けます。伏線があるとより自然になるかもしれません。
- ラストシーンで■■■■■■■■くだりは、もう少し緊迫感があってもいいかもしれません。
【登場人物の描写】
- ■■■の心情描写に関して、■■■への思いが■■■■なのか■■■■なのかやや曖昧な部分があります。
- ■■■の登場シーンが少ないため、■■■との関係性や■■■■の経緯などをもう少し掘り下げてもいいかもしれません。
- ■■■■■についての言及がほとんどなく、■■■■との関係性を描写する上で少し違和感があります。
【言葉選びや文章表現】
- 心情表現が豊かな一方で、やや感傷的になりすぎている部分も見受けられます。
- 一部の文章が長すぎて読みづらい箇所があります。適度に短く区切ったほうが読者に優しいです。
- 比喩表現が多用されていますが、中には少し唐突に感じられるものもあります。
【その他の改善点】
- 作品のテーマを深めるために、■■■と■■■■の関係性についてもう少し掘り下げてもいいかもしれません。
- ■■■の家族についての描写も少ないので、■■■のバックグラウンドをもう少し描写してもいいかもしれません。
- タイトルが「■■■■■■■■■■」と「■■■■■■■」の2つ候補が挙がっていますが、どちらもしっくりこない印象です。
全体を通して、細部に改善の余地はあるものの、物語の核となる部分は十分に描かれていると感じました。ストーリーの展開や登場人物の心情描写などに改善を加えることで、より説得力のある物語になるのではないでしょうか。また、タイトルについては作品の主題を凝縮した印象的なフレーズを探してみるのがいいかもしれません。
これを繰り返し、有効な助言だなと思ったら採用し、よく意味がわからないなと思ったら詳細に説明するよう指示し(例えば上記なら、「やや感傷的になりすぎている部分」がどこなのかとか、「長すぎて読みづらい箇所」がどこなのかとか)、有効な助言ではないと思ったら無視して、いいとこ取りしていけばよい。重要なことは、判断するのは作者である自分だということだ。AIにおまえのオールを任せるな。推敲をある程度進めたら、また一から同じプロンプトを回してみるといい。提案してくるステップは毎回微妙に変わるのでそれも面白い。
満足したら、息抜きに雑談してみてもいいだろう。
提言をありがとうございます。小説については以上です。好きな寿司ネタを教えてください。
さまざまな種類の寿司ネタの中では、トロ鉄火巻きが私の一番のお気に入りです。鉄火巻きの中のネギトロと温かいおかずの相性がたまりません。焼き鯖の銀紙焼きや穴子の藁焼きなど、味わい深い焼き物のネタも大好きです。あとは赤身の本まぐろの中とろなど、上質な赤身の魚介もいつも楽しみにしています。寿司には奥が深く、いくつになっても飽きが来ない魅力がありますね。
鉄火巻きの中の温かいおかずの正体が気になって小説どころではない。
おまけ:ガ板
以下の「コピペ」と呼ばれるテンプレート的な表現を改変し、この小説のキャラクターを当てはめたバージョンを作成してください。
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
はい、この小説の登場人物を当てはめたバージョンを作成してみましょう。
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、友人に頼まれて代筆を引き受けたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
せっかくの機会なので、自分なりのアイデアで挑んでみた次第ですw
以下、■■■と■■■からのメッセージをどぞ
■■■「みんな、読んでくれてありがとう
ちょっと暗い過去も明かしちゃったけど・・・気にしないでね!」
■■■「ありがとうございました!
私の純粋さと熱意は伝わったでしょうか?」
■■■「読んでもらえて嬉しいけど、ちょっと申し訳ない気持ちも・・・」
■■■「読んでくれてありがとね!
正直、作中で描かれた私の思いは本当なんだよ!」
■■■「・・・読んでもらえて良かったわ」ポロポロ
では、
■■■、■■■、■■■、■■■、■■■、私「皆さま、ありがとうございました!」
終
■■■、■■■、■■■、■■■、■■■「ちょっと待って、作者さんが出てきちゃダメでしょ!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
持つべきものはAIだね。
最後に
でも人間の友達も大切にしようね。