良い韓日小説だった。すごく良い話で、ひたすら明るいとかハッピーとかとは少し違うけれど、なんだかあたたまる話だと思った。韓国(を含む外国)の人が日本人より日本のアニメを知っていたりする、そしてその世代に若干の時間差が生じる、というのはあるあるでニコニコしたし、でもそういう明るいあるあるだけじゃなくて、やりきれないあるあるもたくさん言及される。この二人が会話する夜のコンビニのリアルな雰囲気が感じられる文章がよかった。透明ランナーという概念、世代の問題なのか自分がインドアすぎたからなのか、多分両方な気がするけどあまり馴染みはなかったものの、良い使い方だと思った。