Amazon.co.jp: 虚構推理 逆襲と敗北の日 (講談社タイガ) 電子書籍: 城平京, 片瀬茶柴: Kindleストア
そういうのが欲しかったんだよ～～というところに届く。
タイトルからして敗北しますというのが全面に打ち出されていて、章題にしてわざわざ区切ることによってそれを定期的に読者に思い出させる仕込みまでしてある。主人公にして最強の探偵役（？）岩永琴子が一体どんな罠によって最悪の黒幕・六花さんに敗北することになるのか、ワクワクしながら読んでいくと、負け方がまさにどんでん返しで、「そう来るか！」と同時に、「そういうの欲しかった～」となりすぎてかなり最高になってしまった。主人公がこういう状態になってるの好きすぎる。この三人の関係の詰んでる感、最高すぎる。続きが読みたすぎるし、同時にこれを提示したからにはちゃんと納得いく完結に持っていってくれそうという期待感も高まった。良いシリーズだ。
