【感想】『くじ』 シャーリイ・ジャクスン 深町眞理子 訳

くじ (ハヤカワ・ミステリ文庫) | シャーリイ・ジャクスン, 深町 眞理子 |本 | 通販 | Amazon

 悪意というか、なんというか、「うわあ」という読み味の作品群。表題作の「くじ」は有名なので話には聞いており、実際読むと確かにすごい、すごく「うわあ」な作品で良かった。しかしこの収録22作が大体全部その味で、さすがにちょっともう同じ味すぎるよ!とも思ってしまった。どれ食べても同じ味の煮た豆が入ってるみたいな気持ち。「くじ」の他、「おふくろの味」、「決闘裁判」、「人形と腹話術師」、「曖昧の七つの型」、「歯」が良かった。

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