【感想】『まちカドまぞく』 伊藤いづも

まちカドまぞく (全6巻) Kindle版 (amazon.co.jp)

 単行本六巻まで読んだので一旦感想。

 有史以来最高の漫画。

 全ての要素が刺さってます。ローファンタジー的想像力(せいいき桜ヶ丘もはやハイファンタジー説かなりあるけど)でほのぼのハードな設定。至近距離の天丼から超長距離の伏線まで、ギャグとシリアス両面に渡って繰り出される構成の美。情報量激盛りの紙面でギャグをやりながら一切こぼさない、マジで無駄な要素がない。キャラが生き生きして輝いていて色々な性癖を刺しまくって来ながらにして作劇・演出としての合目的性も光っていてすごすぎ。信頼できすぎて (六巻まで読んだ段階で) まだまだこの後一波乱も二波乱も起こしてくれた上に全てを無駄なくつないでしっかりやってくれることが確信できすぎて勝手に一人で楽しくなれる良さ。伊藤いづも先生身体に気をつけてなんとかがんばって欲しいですね……。

 最初に知ったのはアニメなんですけど、アニメの範囲で言うと普通に雰囲気とか設定が良いなと思ったのと、あと一番すごいと思ったのはEDのよいまちカンターレの歌詞で、それを原作者が作詞してるっていうから絶対ガチなやつじゃんと思った。そのあと原作積んであったけどゆっくり追いかけて読んで今に至る。アニメのことを思い出すとナレーション演出が神がかってんなと思ったけど(マジでズルいと思った)、あれは原作読み進めるとそういう声のキャラだっけみたいなところはあるな、そういえば。二期も期待だけど1クール原作2巻分くらいしかできないと思うと、どうするんでしょうね。無理はしないで欲しい。

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