ノンフィクションというかこのジャンルをあまり読まないのですが、映画もやるし読んでみました。非常に迫るものがありました。いま手元に盤駒がなく、棋譜を並べられません。なんとなくフィジカルに並べたくなってしまうパワーがあります。小説として見ても非常に優れてしまっていて、書き手がすごいなとも思いました(関係ないですがノンフィクションが小説としての描写や緩急に優れていると、それだけにノンフィクション性が損なわれてしまっているというか、脚色の存在が意識されてしまってコンフリクトに陥るというのが僕があんまりこのジャンルを読まない一つの理由だと思うんですけど、それを超えて良かったです)。小説として見たときの羽生さんのヒロイン度がすごい。映画見に行きます。