【感想】『蜘蛛の糸・杜子春』 芥川龍之介

文庫を3冊買ったら割引だったから、3冊にするために購入。限定カバーに釣られた(上の画像は限定カバーじゃない)。中身は読んだことある作品が多かったけど、初めてのもあった。年少向けの作品を集めた、と書いてある。

蜘蛛の糸

やっぱり童話的な完成度高い。あと気になっていた元ネタの問題が、この本のあとがきに解説してあってよかった。

犬と笛
初読。これも童話っぽいな。よくできてる。

蜜柑
暫定芥川俺内名作ランキング頂点。ちなみに周辺に「羅生門」「魔術」「杜子春」あたりが入るのかな。あれ、割と全部軽めだな。いやうん、「偸盗」「南京の基督」とか「侏儒の言葉」「骨董羹」とかも好きですが。

魔術
ミスラかわいいよミスラ。谷崎のアレを読んだことが無いのでよまなければと思った。あとは今更気付いたけど、最後のシーンがプーシキン「スペードの女王」に似てる。調べたら影響を受けていたっぽい。

杜子春
元ネタの話を漢文で読んだことがあるのだけれど、仙人的怪しさでいけば原典の方がクオリティは高いと思う。一方、こっちは大人も子供も楽しめる童話的な作品としてかなりレベル高くアレンジされていて、芥川の手腕が楽しめる。

アグニの神
初読。うまいなぁ。なぜこう、ある意味紋切り型の展開(部分的には予想外の展開もあるが)でも面白く書けるのか。古典と紋切り型を研究し尽くしたからなのか。

トロッコ
これはこの本の他の作品と比べると比較的あんまり好きじゃない。いやうまいけど。芥川の文体というか書き方なら、感情は行動じゃなくて言葉で書いても良いんじゃないかと思える。

仙人
小噺だね。

猿蟹合戦
ちょっと皮肉が過ぎるかな。


ナポ公かわいいよナポ公。これもやはり子供に読み聞かせたいような話。うまいこと出来てるなぁ。

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