01_読感【感想】『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』正井 編 玄月「チルドボックス」 近未来の超格差社会大阪で政策によりマッチングし同居する困窮高齢者と若者の話。 重苦しい未来への想像であり、二人の抱えている問題はそう簡単に解けるものではないし、けれどこの二人の間にはいくらかの希望とは言わないがな...2023.10.2301_読感
01_読感【感想】『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』井上彼方 編 土地アンソロジーいいな。単に京都というワードを超えて芯がある(編者あとがきではそれが〈記憶〉とか〈過去の蓄積〉といった言葉になるだろうと言語化されていて、しっくりくる)のがよかった。特に好きだった三作品の感想です。 千葉集「京都は存在しない...2023.09.1801_読感
01_読感【感想】『新月/朧木果樹園の軌跡』井上彼方・編(2/2) 前半はこちら。 後半の中で特に好きだったのは、枯木枕「私はあなたの光の馬」、坂崎かおる「リトル・アーカイブス」。 淡中圏「冬の朝、出かける前に急いでセーターを着る話」 楽しい作品。リアリティラインの揺らし方が絶妙。右手が助けに来た経路...2022.09.0201_読感
01_読感【感想】『新月/朧木果樹園の軌跡』井上彼方・編(1/2) Kaguya Booksクラファン成立・創刊おめでとうございます。表紙がかわいい。 作品数が多いのでまず前半のメモ。前半の中で特に好きだったのは、千葉集「擬狐偽故」、佐伯真洋「かいじゅうたちのゆくところ」、勝山海百合「その笛みだりに吹...2022.08.3001_読感