01_読感 【感想】『満願』 米澤穂信 Amazon.co.jp: 満願(新潮文庫) 電子書籍: 米澤穂信: Kindleストア このいやな感じが最高すぎる。なんかいやな感じするよなーああーーーっていう伏線回収の仕方。どの作品も完成度が高すぎてむしろ引きながら読んでたけど、特に好... 2022.08.16 01_読感
01_読感 【感想】『ジム・スマイリーの跳び蛙: マーク・トウェイン傑作選』 Mark Twain 柴田元幸 訳 何かの資料として必要だったので買ってその部分読んで、結局資料としては必要なくなったので積んであったが、せっかくなので他の話も読んだ。 基本与太話方面なのに唐突にシリアスなやつが入ってくるのずるすぎるでしょ。 『ワシントン将軍の黒人従者――伝... 2020.06.01 01_読感
01_読感 【感想】『北の海』 井上靖 突然これを、しかも一応三部作の第三部であるのにいきなり読んだのには深いわけがあり、いや特に無いが、面白かった。別にこれから読んでも問題ないと思います。誰向けの情報? というか新聞小説なんて途中から読む人だってたくさんいたのだろうから(きっと... 2019.06.13 01_読感
01_読感 【感想】『フラニーとゾーイー』 J.D.Salinger 野崎孝訳 なんか前に読んでるはずだけど余り覚えていなかったので再読。途中で思い出したけど前に読んだっていうのは学生の頃に原書で読んで英語難しくてわかってなかったからであろうことに気づいた。ということは再読とは言えないのでは。 回復の話。最終盤のカタル... 2017.12.02 01_読感
01_読感 【感想】『東京奇譚集』 村上春樹 Amazon.co.jp: 東京奇譚集(新潮文庫) 電子書籍: 村上春樹: Kindleストア 村上春樹的短編小説として非常にクオリティが高いのが「ハナレイ・ベイ」。なんといってもこの最後の一段落、一文、というか一単語。こんなのずるいだろう... 2015.10.02 01_読感
01_読感 【感想】『ナイン・ストーリーズ』 J.D.Salinger 野崎孝訳 正直話が難しいし翻訳がきつくて読むのが難しかった。こういう文章を読む気力が無くなってしまったのだろうか(昔は読めた気がする。野崎孝訳の作品はいくつか読んだはずだ)。だって登場人物が「チキショウメ」とか言ってるんですよ。チキショウメはないだろ... 2015.03.07 01_読感
01_読感 【感想】『パプリカ』 筒井康隆 Amazon.co.jp: パプリカ(新潮文庫) 電子書籍: 筒井 康隆: Kindleストア あーそうそうこういう感じこういう感じ、という感じだった。意味がわからん。 アニメ映画の方を見てすごく面白かった記憶があるけれど、あれの原作を想像... 2014.07.22 01_読感
01_読感 【感想】『「鉄学」概論―車窓から眺める日本近現代史』 原武史 御召列車の章と都電の章がとても面白かった。都電の章では、原先生が学生に「江戸城がどこにあるか知っているか」「皇居前広場に行ったことがあるか」と問いかける話があった。なるほど自分の脳内のイメージ地図では、霞ヶ関と日比谷の駅は直線で結ばれている... 2011.11.20 01_読感
01_読感 【感想】『卍』 谷崎潤一郎 やっぱり谷崎の音に対するこだわりは恐ろしいほどだと思う。全編が関西弁で回想の形式で語られる。つまり地の文が関西弁。もちろん登場人物も皆関西弁で喋るから、途中何ヶ所かだけ入る注釈以外は全て関西弁ということになる。内容としては同性愛を扱っている... 2010.06.08 01_読感
01_読感 【感想】『蜘蛛の糸・杜子春』 芥川龍之介 文庫を3冊買ったら割引だったから、3冊にするために購入。限定カバーに釣られた(上の画像は限定カバーじゃない)。中身は読んだことある作品が多かったけど、初めてのもあった。年少向けの作品を集めた、と書いてある。蜘蛛の糸やっぱり童話的な完成度高い... 2009.08.09 01_読感
01_読感 【感想】『初恋』 ツルゲーネフ なんというか、完成度が高い。ツルゲーネフの最高傑作とも言われているらしいけど、この一作読んだ限りでは確かにそうなのかもしれないと思う。最近ロシア文学の有名どころをちょんちょんと読んでいるわけだけど、ゴーゴリ「鼻」「外套」やプーシキン「スペー... 2009.05.25 01_読感
01_読感 【感想】『おれに関する噂』 筒井康隆 やられました。一番最初に、「蝶」という短編小説が入っていて、これは文庫本見開き一ベージに収まるくらいの短いショートショートで、多分 1500字もない作品なんですが、これがやばい。ちょっと衝撃的でした。正直、筒井康隆がこんなの書く人だと思って... 2008.06.22 01_読感
01_読感 【感想】『カラマーゾフの兄弟』 ドストエフスキー 長かったですが、ついに。長かったと言っても読むのにかかっていた時間が長かっただけで、内容の感じでは長いという感じは全然しなかったですし、むしろこれだけのものならまだまだ読めるぞ、という気がします。やっぱりこの小説はすごいですね……。相変わら... 2008.05.22 01_読感
01_読感 【感想】『罪と罰』 ドストエフスキー いやあ、この小説、ヤバいですね。二回目の通読でしたが、相当なものがぶつかってきます。後半なんて、読んでいると本当に、ラスコーリニコフと一緒に熱病におかされているみたいになってくるのです。すごい小説になればなるほど、ここに書く事が浮かばなくな... 2008.01.25 01_読感
01_読感 【感想】『ねじまき鳥クロニクル』 村上春樹 再読です。前に一度図書館で読んでおもしろかったのでいずれもう一度読みたいと思ってたんです。前回読んだときは長過ぎて構成の破綻感がちょっとしましたが、一応全部の筋を知っている状態でもう一度読むと、よくできた話だなという感じです。村上春樹さんの... 2007.05.18 01_読感