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笹NOTY2019ノミネート作品

2019年に読んだ小説で良かったやつ特集(2019年に発表された作品では全然ありません)。まだ半月あるからダークホース情報を募集しています。 『虚構推理』 城平京  妖怪とか好きだし、都市伝説とか好きだし、変則ミステリ好きだし、説得力さえあ...
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【感想】『0.5センチの怪獣!!』 ソルト佐藤

第二十九回文学フリマ東京にて入手。 「ハートボイルド・百合(?)・本格ミステリー」とのこと。読んだ感想としては、クエスチョンマークがついていたのに思ったよりも百合じゃんと感じた。ミステリーもしっかりある(細かい伏線がいっぱいあっていいですね...
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【感想】『息 -Psyche- vol.4』 アナクロナイズド・スイミング

第二十九回文学フリマ東京にて入手。Boothにて通販あり。  特集『見るなのタブー』ということで、見るなのタブーをテーマとして6作が収録。このテーマは結構難しいと思います。物語の構造自体を縛ってくるテーマなので、読者に対して意外性による面白...
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【感想】『会計SF小説集』 アーカイブ騎士団

第二十九回文学フリマ東京にて入手。上記はKindle版。  前回の『モンスター小説集』がメチャクチャ面白かったので、今回も期待して読んだところ、メチャクチャ面白かった。 簿記とAI(高田敦史)  コンタクトモノとAIモノに複式簿記がぶつかる...
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【感想】『消える記憶』 るびび

第二十九回文学フリマ東京にて入手。  記憶が消えたりそれを操作的に使うのってエモいよねという話であり、エモいよね。あと海行くのもエモいよね。なんかそういう話であり、作者の「こういうの好きなんだよね」感が盛り込まれており好感が持てました。めん...
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【感想】『全ての探偵が死んだとき』 黒澤正樹

第二十九回文学フリマ東京にて入手。  見本誌コーナーで「探偵が全員死にます」みたいなことが書いてあったのを見かけて思わず手にとったところ、冒頭の登場人物一覧でこれ絶対面白いだろと思って購入した作品。登場人物一覧だけでメチャクチャツッコミどこ...
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【感想】『姪探偵登場!』『姪探偵対恐喝王』 ソルト佐藤

第二十九回文学フリマ東京にて入手。  最近妹じゃなくて姪というジャンルが流行っているとかなんとかいう説があるけどそのあたりを逆手に取った(取ったのか?)「ちょっとお茶目な姪の探偵が若い叔母さんと共に」事件に立ち向かう推理小説。二作ですが(二...
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神待ちSF幻想小説合同誌『心射方位図の赤道で待ってる』通販開始/文フリ東京ありがとうございました

Booth通販ページ ←今すぐアクセス!!!!(11/29追記 完売しました!)  文フリ東京お越しいただいた皆様ありがとうございました。ねじれ双角錐群は四年目の参加でしたが、大分こなれてきたというか、なんか無言で設営してたりとかがスムーズ...
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【感想】『流されないように 第一話』 白樺あじと

第二十九回文学フリマ東京にて入手。  ミステリ短編。学校もの。高品質なコンパクトなミステリに、魅力的なヒロインと後ろ暗い主人公とくれば、僕の好きなやつです。とても好き。こういうの読むの好きだし、自分も書きたいなと思わされてしまう。『第一話』...
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【感想】『蟹 摂食思考機構』 木村凌和

第二十九回文学フリマ東京にて入手。  蟹SFじゃん。やっぱり蟹SFが静かなブームなのではないか。表紙に蟹とドーンと書いてあり、インパクトがあり、惹かれてしまう。小説本で表紙買いとかあんまないと思ってるんだけど、存在に気づかせる力はやっぱりあ...
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【感想】『竜鱗書記』 藤あさや

第二十九回文学フリマ東京にて入手。  鱗に文字が浮かんで全身で書をなしている竜人(?)を主人公として、銀河図書館を盛り込んだSF。もともと図書館SFというキーワードで面白そうだなと思ったけど、SETIっぽい方向に話が展開していったのは予想外...
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神待ちSF幻想合同誌『心射方位図の赤道で待ってる』 11/24文フリ東京にて頒布

神待ちSF幻想小説合同誌『心射方位図の赤道で待ってる』を、2019年11月24日(日)第二十九回文学フリマ東京にて頒布します。スペースはク-39です。特設サイトはこちら。  文芸同人ねじれ双角錐群の四冊目の短編集です。今回のレギュレーション...
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【感想】『鳥葬 -まだ人間じゃない-』 江波光則

SNSの話をする小説、みたいな切り口で誰かにオススメされた気がする。確かにSNSの暗いところをぐっとえぐっている小説ではあったが、あまり好みではなかった。文章がちょっと、気取りすぎ感あって好みでなく、ストーリー暗いし(暗いことが悪いことでは...
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【感想】『虚構推理 スリーピング・マーダー』 城平京

虚構推理シリーズ、三冊目の小説。二冊目の 『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』 を読んだときに、面白いんだけど長編が読みたいなと感じたところがあったため、本作を読み始めたとき、これ短編集では、という疑念で一瞬残念な気持ちになったりしたのだが、...
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吸血鬼はなぜ入部届を私に渡しにやってきたのか?

吸血鬼はなぜ日常の謎を探し求めてしまうのか? (小説家になろう)  以前書いた、『吸血鬼はなぜ鏡の中で上下反転しないのか?』を第0話として連載を開始し、第1話『吸血鬼はなぜ入部届を私に渡しにやってきたのか?』を掲載しました。  タイトルの通...