99_雑感

川崎病について

今年の1月に子供が川崎病になってバタバタしたのだけれど、せっかくなので情報を記録しておく。筆者は医師ではなく、この記事の内容が医学的に正確なものであることを保証しない。川崎病とは 主に生後半年から4歳ごろまでの子供がかかる、全身の血管に炎症...
01_読感

【感想】『けだものフレンズ』 文文文庫

第五回文学フリマ金沢で頒布された「暴力」テーマアンソロジーの電子版。 作品数が多い! ので感想を一言ずつ。 どういうペースで出しているサークルなのかちゃんと把握してるわけじゃないけど一人複数作書いてるの筆が早くてすごいな……。小説を書いて本...
01_読感

【感想】『世界樹は暗き旋律のほとりに』 藤あさや

第二十三回文学フリマ東京にて発表された長編SF小説のKindle版。1/3午後5時頃まで無料配信キャンペーン中だそうです! ガチSFです。自分がよくSFを僭称して書いてるやつのことが思いやられてやべえなという気持ちになる。地球と宇宙を結ぶ楕...
01_読感

【感想】『文字渦』 円城塔

Amazon.co.jp: 文字渦 : 円城塔: 本 文字に関するSF連作。真顔で滅茶苦茶なことを言ってくる実験作で面白い。表題作『文字渦』の、気づいたときにあってなる瞬間とか、『緑字』の宇宙の広がりとか(プリンターの下り笑った)、『誤字』...
03_作品

神待ちSF『心射方位図の赤道で待ってる』Kindle版の配信開始

ついに配信が開始されました。 文フリ東京のときの告知記事はこちら。神待ちという単語をレギュレーションに書かれたSF・幻想小説7編の合同誌です。僕は女子中学生が神待ちアプリの暴走で大正時代の旧制高校の男子学生とマッチングしてしまってそのままピ...
03_作品

短編小説を書くときに何を考えているのか書く:『吸血鬼はなぜ鏡の中で上下反転しないのか?』

今年の振り返りに代えて自作解説をします。自作解説をしたら人生はおしまいになります。 ちょうど一年前の年末休みにガッと書いて大晦日の宴会が始まる前にガッとアップロードした『吸血鬼はなぜ鏡の中で上下反転しないのか?』について、何を考えて書いてい...
01_読感

【感想】『あたらしいサハリンの静止点』 第三象限

(追記)Kindle版がでたそうです!! 第二十九回文学フリマ東京にて入手。第十回創元SF短編賞最終候補作の三編、および各人の新作短編を三編、計六編を収録。創元SF短編賞作家三人で書きましたという段階で集客力が強すぎるので速攻で完売されてい...
99_雑感

2019年買ってよかったもの

あと半月で現れるダークホース情報をお待ちしています。メガネ 良い眼鏡を買うと捗る。フレームのブランドとか自慢したいけどインターネットに書くの怖いので良い眼鏡ということでよろしくおねがいします。レンズはツァイスです。ツァイスレンズのメガネって...
01_読感

【感想】『ガーファ帝国 マンガ村』 ヒラメ・トロ

第二十九回文学フリマ東京にて入手。GAFA、漫画村ブロッキング騒動、個人情報保護法、GDPR、あたりを扱った官僚小説。タイトルや宣伝文から、勝手にもっとメチャクチャなフィクションをイメージしていたのだが(ガーファ帝国っていう国が本当に出来て...
01_読感

【感想】『令和の怪談』 Machidania.

第二十九回文学フリマ東京にて入手。令和の怪談をテーマとする短編5本。令和にしても怪談にしてもかなり広く捉えられており、ホラーとかそういう感じではない。『エクソシストは要らない』 akkt なんかこう静か系というか特に何かが起こるわけではない...
01_読感

笹NOTY2019ノミネート作品

2019年に読んだ小説で良かったやつ特集(2019年に発表された作品では全然ありません)。まだ半月あるからダークホース情報を募集しています。『虚構推理』 城平京 妖怪とか好きだし、都市伝説とか好きだし、変則ミステリ好きだし、説得力さえあれば...
01_読感

【感想】『0.5センチの怪獣!!』 ソルト佐藤

第二十九回文学フリマ東京にて入手。「ハートボイルド・百合(?)・本格ミステリー」とのこと。読んだ感想としては、クエスチョンマークがついていたのに思ったよりも百合じゃんと感じた。ミステリーもしっかりある(細かい伏線がいっぱいあっていいですね)...
01_読感

【感想】『息 -Psyche- vol.4』 アナクロナイズド・スイミング

第二十九回文学フリマ東京にて入手。Boothにて通販あり。 特集『見るなのタブー』ということで、見るなのタブーをテーマとして6作が収録。このテーマは結構難しいと思います。物語の構造自体を縛ってくるテーマなので、読者に対して意外性による面白さ...
01_読感

【感想】『会計SF小説集』 アーカイブ騎士団

第二十九回文学フリマ東京にて入手。上記はKindle版。 前回の『モンスター小説集』がメチャクチャ面白かったので、今回も期待して読んだところ、メチャクチャ面白かった。簿記とAI(高田敦史)  コンタクトモノとAIモノに複式簿記がぶつかるとい...
01_読感

【感想】『消える記憶』 るびび

第二十九回文学フリマ東京にて入手。 記憶が消えたりそれを操作的に使うのってエモいよねという話であり、エモいよね。あと海行くのもエモいよね。なんかそういう話であり、作者の「こういうの好きなんだよね」感が盛り込まれており好感が持てました。めんど...