まずここはネタバレがないことを言いますが、最高の映画です。こんな映画を公開してしまって大丈夫なのか? 早く観に行ってください。
この下にネタバレがあることを書きます。早く観に行ってください。 あと原作小説との比較の話も含みますので読んでない人は早く読んでください。
ここからネタバレあり感想。
普通に良かった。3DCG作画がどうなるかなーと思ったんだけど馴染んでた。
- 直実が「ふるい」に飛び込むシーンに、原作にはない最強マニュアルの演出が加えられているのが良かった。あの書き込みあるやつ、すごく良くない? マニュアルの白紙のページの話は原作では最後に出てきてたけど、これをこのタイミングでも入れることですごい良いなと思った。まあ原作って言っても原作をアニメ化したわけではないだろうからあんまり相違点とか言う意味は無いと思うけれども。
- それで言うと、燃えた古本を復活させてしまったところは映画の演出だけではちゃんと伝わるのかな、という気はした(まあ貸出カードで意味はわかるかな?)
- (追記)というか、一行さん側の心情が映画だと一切描かないようになってるからわかりにくいかもね。
- かでのんかわいすぎか?
- あとは、病室に狐面が入ってきたときのカタガキナオミは、原作では「これもデータか」なんて安直な台詞は言っていない。ここだけは映画において強烈に違和感があって、絶対そんな事言ってないよなと思って原作確かめたけど、やっぱり「まさか」としか言っていない。これは地の文で説明が書けない以上、映画的にはわかりやすくするために言わせたなーと思って、まあ仕方ないかなとは思った。
- 原作小説を読んだ時に、映画での画作りを意識した表現だな(というか絵コンテができてから小説の方を調整した可能性が高いけど)と思った部分は、見事に映像化されていて楽しかった。アニメ的な動きの楽しみがかなりあってよかったと思う。ミュータント狐面いいね。
- 改めて一行瑠璃のサイコパス感がすごい。こんな映画を公開してしまって大丈夫か? 最高すぎない? 同調させるためにどこまで演出を仕掛けたんですか? まあ冒険小説が大好きな女の子だからね……。
- 眼鏡ルーリーかわいい。
- ねじりパンがフィーチャーされたのは良い。
- やってやりましょう。