香港風

 香港風というのをそれなりにみかけます。なんか美味しそうなイメージがあって人気なのでしょうか。漢字だと香港と書かれている時もあるけど港風と書かれている時もあって、それはなんかナポリとかそういうイメージになってしまう気がするんだけれどもHKを指すようです。今日も自称香港風のダックライスを食べました。鴨は旨い店で食べると相当うまく、まずい店で食べると相当にまずいというのが所感ですが、今日のは普通でした。しかしその香港風というのが、どういうものが香港風なのか、いまいちわからない。中華料理の枠にはとりあえず入るんでしょうが、その先が。いまいちわからないままにこれが香港風なのか、といった感じで食べている。よくわからん。これは中華料理とかイタリア料理とか明らかにXX風なものを食べる時の、XX風が先にあって料理を食べるというのではなく、その料理を食べることによりXX風をなんとなく体得していく、そういう作業。帰納か演繹か。などと考えたのですが、しかし冷静に振り返れば中華風もイタリア風も先天的にそれを持っていたわけではないわけで、おばあさん細胞がなければ香港風細胞も無い。というわけで少しずつ香港風を体得しつつあり、ダックライスは普通でした。

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