フランス文学読もうと思ったがむしろ岩波にありそうなフランス文学をこれしか知らなかったのでとりあえず読みました。
社会的側面は、世界史の知識が乏しくよくわからなかったんだけれども、そういう視点は排除しても、恋愛小説としてとても面白かった。
ジュリアン、レナール夫人、マチルダの三者の人物像がしっかりしている。レナール夫人は母性使ってるよなと思ったけど、今調べたらやっぱり母親をモデルにしたという説があるらしい。だよね。
こういう最後破滅(?)っぽく終わる場合、どうしても最後の終わらせ方にちょっと無理が出るわけだけど、まあこれも仕方ないかなという感覚。下巻の真ん中あたりが一番面白かったかな。でもこのパターンにしてはかなり面白く終わったとは思う。最後の方のジュリアンが自分と話してるみたいなシーンとか、好きですね。
時間がたってからもう一回読もう。