01_読感 【感想】『華氏451度』 Ray Bradbury 伊藤典夫訳 洒落臭い表紙の新訳。実は読んだことが無かった。 思ったよりよくわからないというか意識が解離してる描写が多くてこれどうするんだよと前半は思っていた。でも後半で急にディストピア物のテンプレ感が出てくる……というのは多分逆で、これが本家でインス... 2020.10.18 01_読感
01_読感 【感想】『象られた力 kaleidscape』 飛浩隆 ぞ、象られた力……。 短編4編。最初の『デュオ』が良かった。かなり読ませる。敵(?)の強さのほどよい感じが良いし、音楽周りの設定と描写がばっちり決まっていて、登場人物の配置に無駄がなくて光っている。すごく好き。『呪界のほとり』『夜と泥の』... 2020.08.10 01_読感
01_読感 【感想】『オニキス』 下永聖高 短編5編。どれもSFとして(最後のは違うか)アイデアが良くて、描写も鮮烈な感じがする。特に『オニキス』と『三千世界』は良かった。チートコードみたいな雑だけど丁寧な設定良いよね。ただオチが弱いというかもう一ひねり欲しかった感じがあった。 2020.06.21 01_読感
01_読感 【感想】『マルドゥック・スクランブル』 冲方丁 マルドゥック・スクランブル (全3巻) Kindle版 (amazon.co.jp) 熱い小説だった。カジノシーンめっちゃ長い。カジノだけで一冊分くらいあるだろ。しかしそのカジノが面白い。物理的なやつから始まって最後ブラックジャックに行く... 2019.06.03 01_読感
01_読感 【感想】『ヨハネスブルグの天使たち』 宮内悠介 Amazon.co.jp: ヨハネスブルグの天使たち (ハヤカワ文庫JA) 電子書籍: 宮内 悠介: Kindleストア 落ちる少女ロボットSF連作。ロボットの使い方が面白く、連作の繋がり方も絶妙な具合だったように思う。今度はこう落ちるの... 2019.05.24 01_読感
01_読感 【感想】『老ヴォールの惑星』 小川一水 とても良かった。 SF小説。ハードSFっぽい空気にしつつ人間を描くタイプ。四編どれも、途方もなさによる極限状態のつらさみたいなのが描写され、息苦しいんだけれど、必ず結末は明るいのが希望を感じさせてくれて(きっとそれはポリシー的なものなんだ... 2019.04.18 01_読感
01_読感 【感想】『プランク・ダイヴ』 Greg Egan 山岸真 訳 プランク・ダイヴ (ハヤカワ文庫SF) | グレッグ・イーガン, 鷲尾直広, 山岸 真 |本 | 通販 | Amazon ハードだった。別に面白くないということはないが、やっぱりちょっと自分にはSFすぎるかなという感じがする。『暗黒整数』... 2018.11.30 01_読感
01_読感 【感想】『ひとりっ子』 Greg Egan 山岸真 訳 ひとりっ子 (ハヤカワ文庫 SF イ 2-6) | グレッグ イーガン, Egan,Greg, 真, 山岸 |本 | 通販 | Amazon イーガンの履修が不足していたので。 非常にSFだなと思った。なんというか、技術的理論的なアイデ... 2018.11.03 01_読感
01_読感 【感想】『逆行の夏 ジョン・ヴァーリイ傑作集』 John H. Varley 傑作集だった。巻頭の「逆行の夏」は、なんか翻訳が微妙に感じるところがあったりして詰まり(古かったせいかな?)、まあ、うん、と思いながら読んで、「さようなら、ロビンソン・クルーソー」も、なるほど、という感じだったのだが、「バービーはなぜ殺され... 2018.10.21 01_読感
01_読感 【感想】『バレエ・メカニック』 津原泰水 三章構成だが事実上三編の連作小説的な趣。SFか? SFか。一章が一番好きかなぁ、終わってみれば。二章でわかりやすくなりすぎた感じがする。ただ、二章の木根原の衰弱ぶりは良かったのと、あと徹底して理沙が不在なのが良いと思った。三章はあんま納得い... 2018.07.07 01_読感
01_読感 【感想】『ねじまき少女』パオロ・バチガルピ 田中一江 金子浩 訳 ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF) | パオロ・バチガルピ, 鈴木康士, 田中一江, 金子浩 |本 | 通販 | Amazon 最高のSF小説。読んでいて用語集が欲しくなるくらい分厚い設定をあんまり説明してくれないのだが、読んでいて用... 2018.05.27 01_読感
01_読感 【感想】『リライト』 法条遥 買ったはいいが、その後で「後味が悪いクソ小説」みたいな感想を見てしまい、ならなんか読む気が起きんなとしばらく積んでいたが、読んでみたところ、たしかに後味が悪いクソ小説だったが面白かったので読んでよかった。まず表紙に書いといたほうが良いと思う... 2016.10.12 01_読感
01_読感 【感想】『My Humanity』 長谷敏司 あまり落ち着いて読めない感じの作品。そういう意味での技術的成功がなされていると思うけれども同じ理由によりもう一回読みたいかといったときにうーんとなってしまうのは仕方がないと思う。SFを使って人間をばらしていくのだから正しいSFなのだなと思っ... 2016.10.08 01_読感
01_読感 【感想】『時砂の王』 小川一水 王道っぽいSF。海外モノのような硬派な語りでありながら、メインの舞台は邪馬台国、ヒロインが卑弥呼というジャパニメーションっぽい雰囲気が楽しめた。ただ読後感としては物足りないというか、収まるべきところに収まったというところで終わってしまってい... 2016.08.16 01_読感
01_読感 【感想】『あなたのための物語』 長谷敏司 非常にボリュームがあった。アクションとか急転直下とかどんでん返しとかそういうのがない重厚なSFをしっかり書ききっている。この小説自体が平板、フラット、というか、派手な展開がなさすぎて、実家に帰るシーンとかだいぶ死にたくなる。うまく感想を言え... 2016.03.06 01_読感