オススメ
紙の本や電子書籍で読める
幸福を運ぶ不思議な石のお話
「幸福は三夜おくれて」
『Rikka Zine Vol.1 Shipping』（橋本輝幸 編）収録
Webで読める
旧制高校男子×未来神待ち少女タイムリープボーイミーツガール短編
「山の神さん」
小説家になろうリンク
伝奇都市伝説人狼女子大生百合長編
『ドッペルゲンガー百合 ～12人狐あり・通暁知悉の村～』
小説家になろうリンク
発表年別
2024
「全然そうは見えません」
二度目の春を始めたさくらは、推敲し続けて出せないメールとつきまとう幻を見ないようにしながら、大学一年生をやり直す。これまで一度の春もなかった渚は、傘に入れてもらったことをきっかけに、さくらにある期待をしはじめる。失敗しても不格好でも、堂々誤魔化せ決めポーズ。
文学フリマ東京38にて販売 ストレンジ・フィクションズ『留年百合アンソロジー ダブリナーズ』収録
Booth通販（完売）／ 電子版
その他
- たこやきの妖精合同誌『たこやきカーニバルスペシャル！』（企画：ヤナギハ）に新聞記事掌編「私とたこやきカーニバル」寄稿
2023
「取材と収穫」
こんばんは、突然のDMですみません。実は今、秋の文学フリマ東京に向けて毛に纏わる怪談を探しています。■■さんが怪談をされてるのを最近偶然知りまして、もし何かご存じでしたら教えていただけないかと思ったのですが……。
文学フリマ東京37にて販売 ねじれ双角錐群『よだつ』収録
「今日の声は聞いてないから」
今夜22時から、怪異専門ウェブメディアあやじんの公開編集会議スペースやります！ 桐谷きょうさんから、取材したての「女の声の怪異」について、■■県某所の現地から報告してもらいます。Ａさんの母親曰く、お父さんの様子がおかしい、部屋でだれか知らない女と話している声がする、と……。
文学フリマ大阪11にて販売 ストレンジ・フィクションズ『声百合アンソロジー まだ火のつかぬ言葉のように』収録
Booth通販（完売） / Web公開版
その他
- SFマガジン2023年10月号特集「SFをつくる新しい力」（監修：橋本輝幸）「SF入門＆偏愛ブックガイド」においてレビュー担当：野﨑まど『know』、貴志祐介『新世界より』
2022
「私の自由な選択として」
足の裏の特定の反射区を刺激することは、自由意志信念の強化に繋がり（Coolidge, 2035）、特定の気分障害に対して有効とされる（Coolidge et al., 2038）。本文書はこれらの研究を概説し、彼女の選択を伝える。
文学フリマ東京35にて頒布 ねじれ双角錐群『故障かなと思ったら』収録
特設サイト ／ Booth ／ Kindle
「垂直落下する思考人形」
ある子どもは、毎日ずっとクイズを解き続けていた。しかしあるとき突然、ビルの高層階から親を突き落とし、自分も一緒に飛び降りてしまった。一体なぜ？
文学フリマ東京35にて頒布 Bamboo Storage 水平思考小説アンソロジー『ビストロ・ラテラル』収録
「幸福は三夜おくれて」
リストが三日前まで滞在していた調査地、コンバスの伝承によると、フクロウの日に夕焼けが赤く輝いた翌朝、石鎚穴の石には幸福が宿るという。石は熱を持ち、鋭利な断面に祝福が光のきざはしを描く。その石を贈り物にすると、贈られた者に幸福が与えられるという。
『Rikka Zine Vol.1 Shipping』（橋本輝幸・編）収録
同誌英語版に、英訳“Happiness Comes Three Nights Later”（JP-EN Tr. by Burntends and Terrie Hashimoto）収録
その他
- 「束の間の月光」エルデンリングのせいで新刊できませんでしたSS本
- 『吸血鬼はなぜ日常の謎を探し求めてしまうのか？』第４話を更新
- 「名刺代わりの私の過去」（ね群アドベントカレンダー2022参加掌編）
2021
「マーズ・エクリプス」
火協連第三開発区の管理官を務める桜井あかりは、三年前の事故で失った情報予言知能を再構成し、地火間無遅延通信を稼働させる。だがその瞬間ネットワークに流れ込んできたのは、彼女自身の死の証明だった。距離と時間を超越する、宇宙移民分散型歴史記述コンピューティングSF。
第三十三回文学フリマ東京にて頒布 ねじれ双角錐群『無花果の断面』収録
特設サイト ／ BOOTH ／ Kindle版
「終夜活動」
奇妙な交通事故現場から保護された少女は、〈終夜機構〉にとらわれた。あなたは異常な存在に魅入られている、異常を正さなければならないと説く物理学者に対し、少女が自分だけの天使と共に出す答えは。脳に直接ささやく、バイノーラル・ニューウィアード・百合小説、イヤホン／ヘッドホン必須。
『夜になっても遊びつづけろ よふかし百合アンソロジー』（ストレンジ・フィクションズ）収録。
その他
- 『吸血鬼はなぜ日常の謎を探し求めてしまうのか？』第３話を更新
- 「山の神さん 解説版」Text-Revolutions Extra2にて頒布、BOOTHにてPDF版配信
- 「替魂島」島アンソロジー参加
- 『文体の舵をとれ』練習問題をやって公開
2020
「ハレの日の茉莉花」
富ヶ谷キャンパスの学生たちのハレの日である『富ヶ谷祭』は、今年から224日に1度の開催となり、常識外さを増していた。祭AIの荒唐無稽な指示に振り回され続ける富ヶ谷祭実行委員会に、最終日にして最悪の知らせが届く。闇霊に侵入されてしまったのだ――。異色の奇祭ソウルライク・フィクション。
第三十一回文学フリマ東京にて頒布 ねじれ双角錐群『来たるべき因習』収録
特設サイト ／ BOOTH通販（在庫なし） ／ Kindle版
「冷たくて乾いた」
決して読むことをやめられない『悪魔の書』に囚われた妹と、どこまでも冷たくて乾いている私。万能読書機械に導かれバベルの図書館の無限遠の対角線に沈降する私が、読書以外すべてを拒絶する妹に与えられるものとはなにか。DEATHとMATHに満ちたスペキュレイティブ・フィクション。
リフロー型電子書籍化不可能小説合同誌『紙魚はまだ死なない』収録
その他
- 『吸血鬼はなぜ日常の謎を探し求めてしまうのか？』第２話を更新
- 『ドッペルゲンガー百合 ～12人狐あり・通暁知悉の村～』同人誌版の幕間として、『二色の東京タワー』書き下ろし
- 「米の眠り姫」睡眠スコアバトルSF小説コンペ参加
2019
「山の神さん」
家出少女の神籬菜々は、神待ちアプリの暴走によりタイムリープし、大正時代の高校生・広瀬とマッチングしてしまう。下宿の部屋に泊めてもらうことなどできるはずもなく、代わりに広瀬と共に高みを目指す神籬だったが、背後には家出少女の時空補導を狙う魔の手が迫っていた！
第二十九回文学フリマ東京にて頒布 ねじれ双角錐群『心射方位図の赤道で待ってる』収録
特設サイト ／ booth通販ページ（在庫なし） ／ Kindle版 ／ 小説家になろう
『吸血鬼はなぜ日常の謎を探し求めてしまうのか？』
活動内容の一切が謎である我らが地学部で唯一の後輩、霧島四方子は、今日も私にくっついてきて、うるさくて、ちょっとうざい。本日の彼女の気になる話題は、クラスにやってきた転校生が吸血鬼であると噂になっていることらしい。私は吸血鬼を部活に引き入れるけれど、彼女はとんでもない『謎』だった。日常の謎×吸血鬼×百合の三拍子揃った三角関係小説。
「ノーティスミー、センセイ！」
計算資源の氾濫の時代が終わり、現代社格制度によって超高度AIが管理される日本。情報処理安全確保支援士（通称・登録セキスペ）である西行のもとに舞い込んだ依頼は、京都御所へと繰り返される五部大乗経DDoS攻撃の阻止だった。AIが抱く恨みとは、こころとは何なのか？ 新感覚サイバーセキュリティパンク小説。
第二十八回文学フリマ東京にて頒布、雨月物語SF合同誌『雨は満ち月降り落つる夜』収録
特設サイト ／ booth通販ページ（在庫なし） ／ Kindle版
2018
「吸血鬼はなぜ鏡の中で上下反転しないのか？」
活動内容の一切が謎である我らが地学部で唯一の後輩、霧島四方子は、今日も私にくっついてきて、うるさくて、ちょっとうざい。本日の彼女の気になる話題は、クラスにやってきた転校生が吸血鬼であると噂になっていることらしい。
※改稿の上、連載版『吸血鬼はなぜ日常の謎を探し求めてしまうのか？』の第０話として収録しています
「物語り殺し物語」
被害者は最後の人類にして一日三万字執筆する超作家。容疑者は四編の物語生命たち。誰が彼女を殺したか？ オーケー書き手たち、小説を書き終えた翌朝から自分の小説がクソに思えてくる現象への対抗策は、次の小説を書くことしかないんだ。
第二十七回文学フリマ東京にて頒布 ねじれ双角錐群『アンソロポロジー』収録
特設サイト ／ booth通販ページ（在庫なし） ／ Kindle版
『ドッペルゲンガー百合 ～12人狐あり・通暁知悉の村～』
自分ほど信用ならない存在はこの世にいない。自分を知り、制御しなければならない。そんな信念を持つ彼女が目撃したのは、『制御不能な自分』、ドッペルゲンガーだった――。東央大学文化人類学研究室で自主ゼミを催す女子四人。人狼専門の指導教員が不在なのを良いことに、盛り上がるのは都市伝説分析。ところがメンバー四人の正体もどうやら怪しくて……。知と未知の間で揺れる、ドッペルゲンガーで百合な物語。
小説家になろう（完全版） ／ パブー（旧版） ／ 同人誌版[new!]
※パブーにて2015年から2018年にかけて連載。改稿・幕間を追加し小説家になろうで完全版を公開しました。
2017
「My Sensible Friend」
「ラング・ド・シャがかわいいのって、フランス語効果でしょ？ フランス語なら牛タンだってかわいくなるよ。ラング・ド・ブフ」「かわいくないです」「おんなじ猫の舌でもドイツ語で言えば超かっこいい！ クーゲルシュライバー！」「カッツェンツンゲン」「日本語で言うと美少女AI百合」「猫の舌」
第二十五回文学フリマ東京にて頒布 ねじれ双角錐群『廻廊』収録
特設サイト ／ booth通販ページ（在庫なし） ／ kindle
2016
「二色の狐面」
僕の父は陰陽師だ。妖怪変化、魑魅魍魎の類を退治して金を取る、職業陰陽師である。職業陰陽師って流石に何だよ。父の妖狐退治に手を貸した僕は、妖狐に魅せられてしまう。もふ尻尾のじゃロリ狐ババア短編。
第二十三回文学フリマ東京にて頒布 ねじれ双角錐群『望郷』収録
特設サイト ／ booth通販ページ（在庫なし） ／ kindle
※改稿の上、『ドッペルゲンガー百合』小説家になろう版の幕間として収録しています
その他
2015
「ペンギンを蒸す機械」
「ペンギンを蒸す機械は蒸気が出るからスチームパンク」という発想から即興的に書かれた小説です。
『二十二分間の予言』
人類が火星まで進出する時代。宇宙的スケールの「情報的距離を無効化」するため、未来を予言する能力を備えた人工知能が見たのは、火星との通信途絶と太陽系外知性からの干渉だった。無表情の美少女を「器」として操る情報予言知能・ヨミは、自身の設計者である天才科学者の遺した研究ノートの捜索を要求する。エスコートを任された科学者の孫・佐久間サトルが研究所の地下で発見するノートの内容とは。オリジナルSF小説。
これより古いやつはなんかこう、忘れました。