撈起(発音はローヘイ、lo heiです。広東風?)というのは新年の儀式であり、生魚入りのサラダが山盛りになったものを円卓の中央に配し、なんかいろんな具材とかソースとかを店員のおばちゃんが「これは健康、これは金運」みたいなこと(たぶん)を言いながらかけてくれ、準備が整ったら一同箸を構え起立の上おもむろにサラダに箸を差し込んで、ローヘイ、ローヘイなどと言いながら空中に何度ももち上げて一年の幸運を祈るというものです。たぶん高く上げれば上げるほど一年が幸運に満ちてくるので、結果的に質量比20%程度のサラダはこの段階で机の上に飛び散ることになりますが、そこは儀式なので気にしてはならないのと、あと長袖は腕まくりをしておくべきです。漁師の釣り上げるときの動きをして大漁を祈るところにルーツがあるらしいです。あ、この記事タイトルは釣りです。撈起だけに。その新年の風習頭おかしいだろと一瞬思いかけますが、日本では新年の食習慣・餅で毎年死者が出てるんだからそれに比べればサラダが20%どころかたとえ100%失われても大した問題では無いと言えます。ちなみにこれメインランドの人もやるの、と聞いたら、多分シンガポールとマレーシアだけだとのことでした。
今日は仕事はじめなのでそれをやりました。
ローカルっぽい話題で言えば、henaiさんが東京でも肉骨茶が食べられるという情報を公開されていました。マレーシア系のようですね。ところでhenaiさんがおっしゃっている小説というのは二十二分間の予言というやつです。読んで食べよう。