KDP: Kindle Direct Publishingでの米国所得税源泉徴収は(ほとんど)気にしなくて良い

 小説を書いたのでKindleストアに置いてみようと思いKindle Direct Publishingについて調べていると、「KDPでの売上は、特別に申請しない限り30%の米国所得税が源泉徴収される」という情報がたくさん出てきて、日本との二重課税を回避するための申請方法などがたくさんヒットします。EINとやらを得るためになんかFAXしろとか(持ってねえよ)、電話かけろとか(時差……)でてきてめんどくさそうです。

 が、これは情報が古くて、現在30%の米国所得税が源泉徴収されるのは、Amazon.com (US)での売上のみで、Amazon.co.jp (日本)を含むその他のKindleストアでの売上には適用されないことが、ヘルプページに明記されています(2015年2月16日閲覧)。

* 米国以外の Kindle ストアで得たロイヤリティについては、Amazon は米国の源泉徴収税の徴収を行いません。

 このことを公式ソース付きで言及しているブログ等が見当たらなかったのでここに書いておきます。

 日本語で書いている時点で売上のほとんどはAmazon.co.jpでしょうから、大きな改善と言えると思います。海外在住の日本人(俺もじゃねえか)とかが.comの方で買えば売上は立ちますが……割合としては少ないでしょう。日本国内から英語で書く人は、従来通り米国TINの取得等の手続きをした方が良さそうですね。

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