01_読感

【感想】『貴族の巣』 ツルゲーネフ 

構成がしっかりしていて、無駄なものが無いのに、それでいて重厚。 また、この余計者(лишний человек)スタイルは、読んでいてとても面白いです。というか、余計者の主人公が、以後の日本文学に影響与えてるんだなぁってのがなんとなくわか...
01_読感

【感想】『白夜』 ドストエフスキー

これはすごい。うまい。さすがドストエフスキー。 序盤の主人公の妄想語りでまずずっぱ抜かれる。ドストエフスキー的な幻想描写というかなんというか、うまい。こいつの性格もまさにドストエフスキーが得意としてそうな感じ。「夢想家」のカテゴリか。「余...
01_読感

【感想】『初恋』 ツルゲーネフ

なんというか、完成度が高い。ツルゲーネフの最高傑作とも言われているらしいけど、この一作読んだ限りでは確かにそうなのかもしれないと思う。 最近ロシア文学の有名どころをちょんちょんと読んでいるわけだけど、ゴーゴリ「鼻」「外套」やプーシキン「ス...
01_読感

【感想】『外套・鼻』 ゴーゴリ

ゴーゴリってこんな感じなんですね。なかなか好きです。 外套は、序盤微笑ましい感じの話なのかと思ったら、最後心霊モノみたいになって、うおおって感じでした。 鼻は、序盤から不条理すぎて、全部うおおって感じでした。ゴーゴリってそんな不条理なもの...
01_読感

【感想】『スペードの女王・ベールキン物語』 プーシキン

『スペードの女王』と、ベールキン物語より『駅長』を読みました。 まあ『駅長』は歴史の流れ的な意味でなるほどなっていう感じではありましたが、『スペードの女王』が強烈ですね……。かなり衝撃を受けました。 一種の霊モノって言えばそうですね。もし...
01_読感

【感想】『オネーギン』 プーシキン

『エヴゲーニイ・オネーギン』ってタイトルの方が日本では有名な気がしますが、岩波文庫ではこのタイトルです。 プーシキンの足フェチぶりは聞いていましたが、実際にプーシキンが足を語るくだりを読んだのは初めてで、おおすげえ足フェチだと思いました。...
01_読感

【感想】『哀れなリーザ』 カラムジン

教授(ロシア文学)の紹介で。 まず語り手(私)=作家の構図っていうか形を使うことによって、一応主人公をリーザにしつつもエラスト側の情報も書けるわけですね。 さらに、リーザ視点で書いてしまうとどうしても「リーザに対する感情移入」を誘う形にな...
03_作品

タイムバタフライ

 ガガガガガ、と凄まじい音を立てて、巨大な円環が回転を始めた。ヒュンヒュンヒュン、と、空気を切り裂く音がだんだん高く速くなってゆく。チタンコートのリングは直径10メートル。中心にはスチールチェアがぽつんと置かれている。八方からの光線で、そ...
03_作品

都市精彩

 腕をかざすと、センサーが正しく機能し、僕を認識する。感じよくくすんだ灰色に近い白の扉が、柔らかい空気音をたててスライドする。部屋の温かい照明が灯り、真っ白い照明の廊下から、かすかにオレンジがかかった室内へ。そう広くはないけれど、気に入っ...
01_読感

【感想】『チグリスとユーフラテス』 新井素子

話としては、とても面白い小説だった。 だが。 だが、やはり私には、この文体がちょっと気に入らなかった。いや、ちょっとなんてものではない。 私にはどうしても。 受け入れられなかったんだよう! まあこういう文体でした。一人称の時の文体が気に入...
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